読む前にチェック!最新FX為替情報

読む前にチェック!
最新FX為替情報
CFD銘柄を追加!

スプレッド
始値比
  • H
  • L
FX/為替レート一覧 FX/為替チャート一覧 株価指数/商品CFDレート一覧 株価指数/商品CFDチャート一覧

FX初心者でも簡単!移動平均線の見方・使い方

f:id:navimedia:20220215150547j:plain(画像=PIXTA)

FXで為替チャートから相場の動きを分析するために用いるラインや計算式を「テクニカル指標」と呼びます。

FXでは「大衆心理」が値動きに大きく影響すると言われています。
そして、多くのトレーダーがテクニカル指標をもとに売買しています。
今回はテクニカル指標において、最もポピュラーな移動平均線の見方や使い方について、わかりやすく解説してみたいと思います。

FXの移動平均線と

移動平均線とは、ある一定期間内の平均価格をチャート上に描いて作られるテクニカル指標のことです。

f:id:navimedia:20220215150806j:plain
外貨NEXTNEOの高機能チャートから作成 一定のルールに基づいてチャートを単純化することで、複雑に変化するチャートをシンプルな線で見ることができます。
そのため、相場の動きを「大まかな流れ」で見ることができます。

FXの移動平均線の仕組みと見方

移動平均線は、上述の通りある一定期間内の価格を平均して作られます。

例えば、5期間(5日間)の移動平均線を、日足で表示する場合、ある日から直近5期間(5日間)の価格の平均値を計算してプロット(点画)します。

これをすべての日について行い、その点を線で結んだものが移動平均線ということです。

ここでいう一定期間とは、個々のトレード手法によって設定が異なるので「○○日間で必ず設定する」といった決まりはありません。

また、その日を含めた期間での平均価格を日毎に追っていくため、期間も平均値も移動していくことから「移動平均」と呼ばれます。

同じ領域のチャートでも、移動平均線の有無で見え方が変わります。

f:id:navimedia:20220215150829j:plain
このチャートは、ドル/円相場の5分足(2022年1月24日)を抜き出したものです。
一見すると相場は上昇しているように見えます。

この同じチャートに「200期間の移動平均線」を載せてみます。

f:id:navimedia:20220215150845j:plain
長期的なスパンでは、むしろ、「緩やかな下降トレンド」が発生中であり、下降トレンドの中で起きた「短期的な上昇相場」という見方ができます。

このように、移動平均線を引くと、相場の「大きな流れ」が分かり、そこから現時点での相場状況が分析しやすくなるのです。

FXの移動平均線の種類と見方

先ほど、移動平均線の期間設定には「決まりがない」と言いました。
ただ、FXでは「定番」とされている移動平均線があります。

それが次の期間設定(日足の場合)です。
相場の短期から長期までの流れを見るために、これらを使い分けます。

・5日期間→短期 ・25日期間→中期 ・75日期間→中期 ・200日期間→長期

f:id:navimedia:20220215150929j:plain
例えば、1週間のうちでFXの営業日は平日の5日間です。
だから、5日移動平均線は「直近1週間の流れ」を意識した短期のトレードの参考になるでしょう。

同様に、25日や75日の移動平均線は1~3カ月間で中期、200日は半年~1年の長期で相場の流れを掴むために利用します。

これらを最新チャートと組み合わせながら、そのときの相場動向を分析するのです。

移動平均線の使い方

移動平均線は相場の大まかな流れを示しています。

なお、テクニカル指標の中には、「サポートライン」「レジスタンスライン」といった「トレンドライン」という見方もあります。

サポートライン(下値支持線)とは、為替相場がその価格以下には下落しないと予測される水準(ライン)のことです。

つまり、落ちる価格を支える“サポート”役を担っているという見方です。

f:id:navimedia:20220215151002j:plain
例えば、移動平均線がサポートラインとなることがあります。
価格が何度も下落し、再度上昇する起点が、移動平均線と同じになっています。

「上昇トレンドが発生中で、かつ移動平均線が右上がり」といった状況だと、移動平均線がサポートラインとなりやすい傾向にあります。

一方のレジスタンスライン(抵抗線)は、サポートラインの逆です。
為替相場がその価格よりも上昇しないと予測されるラインです。

実は移動平均線がレジスタンスラインになることもあります。

f:id:navimedia:20220215151044j:plain
「下降トレンドが発生中で、かつ移動平均線は右下がり」の状況の場合、移動平均線がレジスタンスラインとなりやすいのです。

こうした移動平均線の性質を知っておけば、売買のタイミングを見極めるひとつの目安となるでしょう。

今回はFXの移動平均線の見方と使い方について、簡単にご紹介してみました。
移動平均線は非常にシンプルなテクニカル指標で、多くのトレーダーに愛用されています。
それと同時に、さまざまなトレード手法、その他のテクニカル指標の基礎としての役割も担っています。

最も重要なことは、この移動平均線から現状の相場をいかに読み解くかということです。
ぜひ、移動平均線という指標を利用して、実際のチャート分析をしてみてください。

PickUp編集部

www.gaitame.com

FX投資が初めての方へ!FXの魅力や特徴(初心者編)はこちら

f:id:navimedia:20200115123814:plain