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FX初心者は外貨を長期保有する「ポジショントレード」を試してみよう

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FXで外貨を買っている状態、もしくは売っている状態のことを「ポジションを持つ」とい言います。
そのポジションを数週間から数カ月、場合によっては、あたかも外貨預金のように数年にわたって保有するトレード手法のことを「ポジショントレード」と言います。
今回はその「ポジショントレード」の方法やメリット、注意点についてご紹介してみたいと思います。

ポジショントレードとは?

ポジショントレードとは、新規でポジションを持ってから、数週間や数カ月、さらに長い場合は、年単位の期間でポジションを保有して、大きなリターンやスワップポイントを狙うトレードスタイルのことです。
大きなトレンドを見つけ、その方向にフォローしていくトレードですので、短期売買のスキャルピングやデイトレのように、常にチャートに張り付くことなく、ゆったりと取引ができます。

ポジショントレードの場合、1回の取引で100pips~1,000pips程度、米ドル/円なら、1円~10円ほどの利益を狙うことになります。
また、メキシコペソやトルコリラ、南アランドといった高金利通貨と日本円との通貨ペアで長期のポジションを取れば、スワップポイントによる収益も狙えます。
大きなトレンドをつかみ、フォローすることができれば、大きな売買益が期待できますし、スワップポイントも狙えます。

その一方で、トレンドの方向を見誤り、損切りが遅れたり、ボラティリティ(価格変動のブレ)の大きい高金利通貨が暴落したりすると、大きな損失が発生する可能性があります。
ですので、ポジション保有中には十分な注意が必要です。
なお、一度ポジションを持つと中・長期で資金が縛られることになりますから、資金効率という観点ではデメリットになることも理解しておかねばなりません。

1回の取引量とスワップポイント

※2020年3月16日執筆時点

ここで、南アランド/円を例にあげて1回の取引量とスワップポイントの関係をご説明します。
1ランド=6.5000円で10万通貨・レバレッジ1倍で取引する場合に必要な証拠金は、6.5000×100,000=650,000円です。
1日当たりのスワップポイントが150円で1年間継続したと仮定すると、期間ごとに得られるスワップ収益は以下の通りとなります。

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仮に保証金65万円を“元本”と見立てた場合、1年間で54,750円のスワップポイントが手に入るわけですから、単年利回りは8.42%になる計算です。
単純計算なので、実際にこの通りになるわけではありませんが、銀行預金などと比較するとスワップポイントが非常に魅力的であると感じられた方も多いのではないでしょうか。

ポジショントレードしやすい通貨ペアとスワップポイントが大きい通貨ペア

ポジショントレードしやすい通貨ペアとしては、取引量が多く、スプレッドが小さい「米ドル/円」や「ユーロ/米ドル」が挙げられます。
特にFX初心者には、ボラティリティも低めで、関連するニュースや情報量が多い米ドル/円から始めるのが良いと思います。

また、スワップポイントが大きい通貨ペアには「トルコリラ/円」や「メキシコペソ/円」といった高金利通貨とのペアでしょう。
金利が低下傾向にありますが、いまだに大きなスワップポイントが狙える「南アランド/円」も魅力十分です。
ただし、米ドルなどに比べると取引量が少ないので、相場が大きく動くことがあります。
注意しましょう。

ポジショントレードのやり方と注意点

実際にポジショントレードをする場合、日足や週足、月足でチャートを分析し、トレンドの方向を確認し、それをフォローしていくという「順張り」が基本スタイルとなります。
また、中・長期のトレンドには、各国の金融政策や景気動向が大きく影響します。
そのためデイトレやスイングトレード以上に、しっかりとファンダメンタルズの分析が大切になります。
国際政治、経済、社会の動向を見極めて、各国の政策金利の変更などトレンドの発生要因となりそうなニュースには、常に注目しておく必要があります。

それでは最後にポジショントレードで注意しておきたいポイントを確認しておきましょう。

・「損切り」の位置に注意

1回の取引で100pips~1,000pips程度を狙うため、「損切り(ストップロス)」に、すぐに引っかからないようにする必要があります。
つまり、損切りの位置は、あまり“浅め”にしないように設定しておかなければなりません。

・低レバレッジでトレード

長期間、ポジションを保有することで、大きな利益が狙えますが、その一方で損失が大きくなる可能性もあります。
あまりハイレバレッジで取引していると、強制ロスカットになる可能性が高くなるので、低レバレッジでトレードするように心がけましょう。

・スワップポイントの高いFX会社が有利

スワップポイントはFX会社によって異なるので、スワップポイント狙いでポジショントレードするのであれば、スワップポイントが高いFX会社を選ぶと取引で有利になります。
今回ご紹介したポジショントレードは、中・長期目線でトレードするスタイルですので、本業が忙しいサラリーマンの人たちでも、無理なく取り組めます。
また、チャートでは長期足を主体にして、トレンド発生とその方向性を見極めるため、大きなリターンが期待できますし、短期足で起こりがちな判断ミスが少なくなる点がメリットでしょう。
ただし損失が大きくなる可能性があります。
欲張りすぎてレバレッジをかけ過ぎないように、低レバレッジで資金管理をしっかり行いながら、じっくりと利益を獲得するトレードを心がけましょう。


PickUp編集部

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