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「ドル/円、106.90の攻防に」 外為トゥデイ 2020年4月15日号

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目次

▼14日(火)の為替相場
(1):中国貿易収支 予想ほど落ち込まず
(2):IMF 最悪の景気後退を予想
(3):米活動再開指針発表予定で株高・ドル安

▼14日(火)の株・債券・商品市場&外為注文情報

▼ドル/円の見通し:
106.90円台を巡る攻防

▼本日の注目イベント

14日(火)の為替相場

f:id:gaitamesk:20200415110126p:plain期間:14日(火)午前6時10分~15日(水)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):中国貿易収支 予想ほど落ち込まず

中国3月貿易収支は199.0億ドルの黒字であった。黒字額は予想(200.0億ドル)を下回ったものの、輸出が前年比-6.6%(予想:-13.9%)、輸入が前年比-0.9%(予想:-9.8%)といずれも予想ほど落ち込まなかった。これを好感してアジア株が上昇する中、クロス円が上伸。ドル/円も小幅に上昇した。

(2):IMF 最悪の景気後退を予想

国際通貨基金(IMF)は世界経済見通しを発表。2020年の世界経済成長率予想を3.0%減に引き下げた。なお、1月時点の予想は3.3%増だった。IMFは「世界経済は今年、大恐慌以来で最悪の景気後退に陥る可能性が高い。10年前の世界金融危機よりも深刻な状況となるだろう」と指摘。2021年の見通しについては、5.8%増と持ち直しを予想したが「不確実性が高い」と表明した。

(3):米活動再開指針発表予定で株高・ドル安

NYダウ平均が一時24000ドル台を回復して3月11日以来の水準に上昇するなど、米国株が上昇する中、安全資産のドルを売る動きが優勢となった。米国家経済会議(NEC)のクドロー委員長が、数日中に米経済活動再開に向けたソーシャル・ディスタンシング(社会的距離)指針についてトランプ大統領が重要な発表を行うと明らかにした事が手掛かり。ドル/円は一時107円台を割り込んで下落。一方、クロス円は豪ドル/米ドルなどストレートドルの上昇に連れて強含んだ。

14日(火)の株・債券・商品市場&外為注文情報

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ドル/円の見通し:
106.90円台を巡る攻防

昨日のドル/円は、全般的なドル売りの流れに沿って終値ベースで約0.5%下落。一時107円台を割り込む場面もあった。

株高などで市場センチメントが安定化する中、コロナ・ショックで避難的に買われたドルを手放す動きが続いている。調整的なドル安の動きであり長期化する公算は小さいと見るが、1日安値の106.92円前後を下抜けるようなら、3月の上昇幅の半値押し水準(106.45円前後)まで下落余地が広がりそうだ。

反面、今回も106.90円台で踏み止まるようなら、200日移動平均線が通る108円台前半に向けた反発局面に入る可能性が高まろう。106.90円台を巡る攻防が目先の焦点となりそうだ。

本日の注目イベント

f:id:gaitamesk:20200415111754p:plain※発表時刻は予告なく変更される場合があります。また、予定一覧は信憑性の高いと思われる情報を元にまとめておりますが、内容の正確性を保証するものではございませんので、事前にご留意くださいますようお願いいたします。