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2019年の戦績はボラティリティが大きく作用、英総選挙トレードは奇跡の逆転劇! 外為トレーダー統計 2020年1月23日号

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日本全国47都道府県のトレーダーを徹底調査!(※1)
外為どっとコム50万会員のいまがわかる。

【特集1】2019年の戦績推移
国際情勢を反映したボラティリティに左右される
5月に落ち込み、年末に向けてゆるやかに回復
ほぼ相場に沿う形で推移
【特集2】全国対決!英総選挙・投開票前後の戦績
東京市場の勇・鳥取、英総選挙で抜きん出る!
鳥取連続首位!驚異の勝率8割超えを達成
長崎、獲得pipsで大逆転!
結果まとめ

【特集1】2019年の戦績推移

2020年最初の統計は、昨年1年間にわたって取引されたドル/円の取引量、勝率、スワップポイントの月別推移です。
個人投資家の戦績とドル/円相場の推移を重ねてわかってきたこととは?

2019年の1人あたり取引数量推移とドル/円相場(月足)

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※左軸:ドル/円相場、右軸:ドル/円の1人あたり取引数量(単位:千通貨)

国際情勢を反映したボラティリティに左右される

はじめにドル/円の1人あたり取引量の推移です。
今回は趣向を変えて全都道府県の合算による取引量となっています。(※2)
2019年は年初にアップルショックが引き金となった「フラッシュ・クラッシュ」が発生してドル/円が104円台まで急落。
その後は落ち着きをみせるものの、5月は米中協議が破綻したことでドル安が再開、貿易戦争が再開した8月には再び104円台まで落ち込むなど、米中を中心とする国際情勢に振り回される展開となりました。

一方、ドル/円の高安の値幅は広い順に1位が1月(5.56円)、2位が8月(4.88円)、3位が5月(3.38円)となっています。
そして個人投資家の取引量もやはり1位から1月(72.3万通貨)、8月(68.6万通貨)、5月(45.6万通貨)となっており、ボラティリティを追うように増減していることがわかります。
晩秋から年末にかけてこう着感が強まるに伴い取引量が細くなっていることからも、ボラティリティと取引量には明確な関連性があるとみて間違いないようです。

2019年の勝率推移とドル/円相場(月足)

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※左軸:ドル/円相場、右軸:ドル/円の勝率

5月に落ち込み、年末に向けてゆるやかに回復

次に2019年を通した勝率の推移を調査しました。(※3)
こちらは年央にかけて落ち込み、年末に向けて回復するといった動きが見られています。
やはり米中協議が破綻した5月のトレードが64%台にまで落ち込むなど一時的に厳しい戦いを強いられたことがわかりました。
ただ、8月を通過したあとはじわりと回復して年末には7割弱まで到達するなど、レンジ相場が継続することで取引のリズムをつかんだ様子がみてとれます。

2019年のスワップポイント推移とドル/円相場(月足)

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※左軸:ドル/円相場、右軸:ドル/円のスワップポイント(単位:万円、1月は未記載)

ほぼ相場に沿う形で推移

昨年戦績のラストはスワップポイントの推移です。
こちらは春先に高くなり、6、7月に低迷した後で年末にかけてじわじわ回復していきました。
5月、8月の大幅下落の後に大きく減少させていることからもわかるように、基本的にはドル/円の上下動に連れているようです。

【特集2】全国対決!英総選挙・投開票前後の戦績

2019年12月12日に実施された英総選挙は、英国が合意なきEU離脱を避けられるか否かを賭けた超重要イベントでした。
結果は保守党が圧勝したことでポンド/円は3円以上急伸、ほかの通貨ペアにも大きな影響を与えるなど、年末最大の話題を振りまいたことは記憶に新しいところですね。
そこで特集2では英総選挙の投開票前後(12月12~13日)のポンド/円の取引について、取引量、勝率、獲得pipsを各都道府県別で調査しました。
2019年末一番の勝負で躍り出た地域はどこだ!?

英総選挙・投開票前後 1人あたり取引量トップ10

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東京市場の勇・鳥取、英総選挙で抜きん出る!

まずは英総選挙・投開票前後のポンド/円での1人あたり取引量です。
結果は鳥取県が28.5万通貨でトップ、三重県が17.2万通貨で2位、山梨県が15.2万通貨で3位と続きました。
東京市場で多くの取引実績がある強豪・鳥取県が余裕の首位についたのは当然ともいえますが、11月の取引量でそれぞれ12位、27位だった山梨・三重県が英総選挙トレードで大躍進を遂げたのは目を見張るところです。

英総選挙・投開票前後 勝率トップ10

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鳥取連続首位!驚異の勝率8割超えを達成

次は英総選挙・投開票前後のポンド/円トレードの勝率です。
取引量に続き、こちらも鳥取県が82.1%でトップ。なんと驚異の8割超えを果たしました!
さらに福井県が75.8%で2位、長崎県が73.8%で3位と続いています。
鳥取県の破竹の勢いと勝率王・福井の安定性に目がいきがちですが、11月ランキングで34位、35位だった長崎・福島県が3位、4位へと急浮上するなど意外な動きもみられています。
総じてトップ10のじつに5位までが「7割超え」を達成し、不安定な取引が増えると思われた英総選挙トレードでの想定外の好成績が目を引く結果となりました。

英総選挙・投開票前後1人あたり獲得pipsトップ10

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長崎、獲得pipsで大逆転!

最後は英総選挙・投開票前後での獲得pips勝負です。(※4)
結果は長崎県が6624pipsを獲得して一気にトップを奪取、鳥取県が3009pipsで2位、福井県が2087pipsで3位と続きました。
取引量、勝率に続きこちらも鳥取県が奪取するように思われましたが、ラストの勝負で長崎県が意地を見せ、鳥取県を圧倒的なトレード力で引き離しました。
取引量、勝率は鳥取県の独壇場となったものの、月次調査で下位に甘んじていた地域が急伸するなどポンドトレードの地域性もうかがえる調査となりました。
今後は英国情勢をにらんだ長崎・鳥取・福井県のトップ争いにも注目したいですね。

結果まとめ

2019年ドル/円の戦績推移

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全国対決!英総選挙・投開票前後の戦績

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※1 数値はすべて稼働顧客のみを対象としたものです。
※2 獲得pips以外は小数第二位を四捨五入しています。
※3 「プラスになった決済回数÷決済の総回数」で算出。
※4 「獲得pips(マイナス含む)÷稼働顧客数」で算出。

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