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「ドル/円、上値抵抗を突破できるか」 外為トゥデイ 2020年1月10日号

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(1)
豪11月貿易収支は58.00億豪ドルの黒字となり、黒字額は予想(41.00億豪ドル)を上回った。その後に発表された中国12月消費者物価指数は前年比+4.5%(予想:+4.7%)、同生産者物価指数は前年比-0.5%(予想:-0.4%)であった。

(2)
独11月貿易収支は183億ユーロの黒字となり、黒字額は予想(213億ユーロ)に届かなかった。一方、独11月鉱工業生産は前月比+1.1%と予想(+0.8%)を上回る伸びとなった。

(3)
中国商務省は、第1段階の米中通商合意の署名に向けて劉副首相らが13日から15日にワシントンを訪問すると発表した。

(4)
カーニー英中銀(BOE)総裁が「金融政策委員会(MPC)は近い将来に金融緩和を行う利点について議論している」と発言。BOEには「少なくとも2倍」の資産購入余地があるとした他、「フォワードガイダンス」も活用できる手段だ、との見解を示した。これを受けてポンド売りが強まった。

(5)
米新規失業保険申請件数は21.4万件と、5週間ぶりの水準に減少し、市場予想(22.0万件)を下回った。

(6)
英下院は、欧州連合(EU)離脱関連法案を330対231の賛成多数で可決。1月31日の離脱が事実上確定した。ジョンソン英政権は今後、年末までの「移行期間」内にEUとの自由貿易協定の締結を目指す事になる。ただ、バルニエEU首席交渉官はこの日の講演で「今後の日程は極めて厳しい」とし、「1年足らずで新たなパートナーシップのあらゆる項目で合意を見込むことは単純に無理だ」と述べた。

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ドル/円の見通し

昨日のドル/円は109円台半ばへと続伸。米イラン関係の緊張緩和や米中通商合意を巡る楽観ムードに支えられて世界的に株価が上昇する中、一段の円安が進行した。ドル/円は、年末年始の下げを全て埋める形で12月高値の109.73円前後に再び接近。

本日の米12月雇用統計で米経済の強さが再確認できれば、強い上値抵抗と目されている109.70円台を上抜けるとともに、約8カ月ぶりの110円台回復も見えてこよう。なお、米12月雇用統計の主な項目の市場予想は、非農業部門雇用者数が16.0万人増、失業率は3.5%、平均時給は前月比+0.3%などとなっている。

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