資産形成を考える

人生100年時代が到来したと言われています。
令和元年に厚生労働省が発表した『主な年齢の平均余命』によると、男性の平均寿命は81.41年、
女性の平均寿命は87.45年となり、前年と比較して男性は0.16年、女性は0.13年上回っています。

長生きできることは幸せなことではありますが、有意義な時間を過ごすには必要最低限の資産=お金が必要となり、
資産が不足すれば明日の生活に困ってしまいます。

そのような事態に陥らないためにも、日々の生活のなかから、どうやって資産を形成するかを真剣に考えてはいかがでしょうか。

ライフプランを立てよう

ライフプランとは、将来に向けた人生設計図のこと。人生はとても長いため、ライフプランを立てることで将来に必要なお金が見えてきます。
よく言われているように、人生で大きなお金が必要なイベントとして、『子育て』『住宅』『老後』が挙げられます。
他にも、『結婚』『車』『旅行』など、多くのお金が必要となる機会が皆さんあると思います。
これらのイベントがいつ発生して、その時にいくらのお金が必要になるのか?その時に必要なお金は準備できるか?
このことを、計画立てて真剣に取り組んでおくことは、とても重要なことと言えます。
ライフプランを立てよう

知っていますか?銀行の金利

資産を形成することとして、誰もが真っ先に思うことは、金融機関へお金を預ける預金だと思います。
しかし、預金が本当にお金を増やすための手段なのでしょうか。
一般に預金といってもいろいろな種類があります。最も知られているのは、普通預金です。自分のお金を自由に出し入れできる、いわゆる預金の基本的なものです。
預金といえば、普通預金をはじめ、定期預金・積立預金・積立定期預金など複数があります。
貯蓄の楽しみは、自分の預金口座の残高が増えていくのを目の当たりにすることです。
しかし、現実はどうでしょうか。銀行に預けている預金は増えているでしょうか?
実は今の時代、銀行にお金を預けても、お金がどんどん貯まっていく訳ではありません。
なぜなら、銀行預金の利息の率が非常に低いからです。
例えば、普通預金の利率は年換算で0.001%(2020年9月時点)です。
メガバンクを始め、古くから存在している銀行の普通預金の利率は概ね0.001%(2020年9月時点)です。
100万円を普通預金口座に入金して、そのままの状態で1年間預けていたら、利息はいくらになると思いますか?
その答えは、わずか10円です。
これが定期預金となると利率は上がって、年換算で0.01%(2020年9月時点)が一般的です。定期預金として1年間預けた利息は100円です。
最近増えてきたネット銀行になると、0.2%(2020年9月時点)など高い傾向にはあります。この利率で1年間100万円を預けると、1年後の利息は2,000円になります。
メガバンクなどの利息に比べたら、はるかにネット銀行のほうが利息は高いですが、それでも1年間365日預けっぱなしで2,000円です。しかも、利息には20.315%の税金が引かれるため、受け取る金額はもっと少なくなります。
100万円を普通預金に預けたら10円の利息にしかならないこと

預金の価値が下がることがある

日本証券業協会が行った「平成30年度証券投資に関する全国調査(個人)」によると、株式や投資信託、公社債いずれかに投資をしている人の割合は18.0%でした。
まだまだ日本では、投資に対する意識が米国などと比べて高くない傾向があります。
確かに銀行に資産を預けていれば、元本は減ることはありません。仮に、銀行が破綻しても1,000万円までならペイオフ制度で保証されています。安全といえば、これほど安全な金融機関 はありません。
しかし、いくら元本割れはしないといっても、預けている資産の価値が減ることがあります。
その理由は、インフレです。インフレとは物の値段が上がること、つまり、物価が上昇することを指します。
例えば、今まで100円で買えていたパンが、150円出さなければ買えなくなったとします。お金の視点から見ると、今まで100円で買えたものが、150円出さなければ買えなくなったわけです。
お金の価値が下がったために、それだけお金を費やさなければならなくなったということです。
預金の価値が下がることがある
インフレによってお金の価値が目減りしたということになります。銀行に預けているから安心だといっても、このようなリスクはあるのです。
それでは、銀行へ預金する以外の方法で、資産形成をするには何をすれば良いのでしょうか。

投資という資産形成とそのリスク

預金以外で資産を形成する方法として、投資が挙げられます。
投資といっても様々な商品があります。株や投資信託、外貨預金、FXなど、皆さん聞いたことがある金融商品もあるのではないでしょうか。
それぞれの金融商品には特徴がありますが、全てに共通で言えることとして投資にはリスクがあるということです。
世の中、絶対に損をしない投資商品は存在しません。投資は預金と異なり元本は保証されません。
投資をすることで、大きな利益を狙うことが可能ですが、その反面大きな損失を被る可能性もあります。そのため、投資は自己の余裕資金で行うことを心がける ようにしましょう。
このことを十分に理解した上で、貯蓄という資産形成だけではなく、投資という資産形成を検討してはいかがでしょうか。
パンのくだり