前日欧州時間から本日アジア時間にかけてのドル円相場の動向と、FX個人投資家のポジション変化をまとめました。市場参加者の売買傾向を把握し、今後のFX取引の参考にご活用ください。
※本レポートは外為どっとコムの取引サービス「外貨ネクストネオ」のデータを基に作成しています。
作成日時:2026年10月2日 15:10
10月1日〜10月2日のドル円市況|ドル円、複数材料が交錯して方向性定まらず
10月1日、NY時間に発表されたISM製造業指数の価格指数が市場予想を上回る強い伸びを示すと、市場は株安を中心にリスク回避傾向が強まり、クロス円が下落。この動きにドル円も連動して157.225円まで下落した。その後、株価が下げ渋る格好になると、市場全体が落ち着きを取り戻し、ドル円も158.20円台まで戻した。
10月2日、市場予想を上回る東京都区部CPIを受けて、ドル円は157円後半へ下落。その後、仲値公示にかけて158.216円まで反発した。しかし、今晩の米雇用統計や日本の介入警戒感から上値は重く、上昇一巡後は157.80円台まで押し戻された。

FX取引金額と個人投資家ポジション動向|取引量は平均並み
取引量は過去20営業日平均並み、前日比で+4.4%にとどまった。また、建玉全体では買い優勢(57%)を維持しつつも、前日比で「売り増・買い減」となり、投資家の目線が売りに傾きつつある。
| ■取引金額 上段:前日比 下段:過去20営業日平均比 |
■売建玉 上段:前日比 下段:比率 |
■買建玉 上段:前日比 下段:比率 |
|---|---|---|
| 4.4% | 2.3% | -1.9% |
| -2.6% | 43% | 57% |
※外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の取引量とポジションの円換算金額
市場シェア上位通貨ペア|ドル円の低下分をペソとユーロで分け合う
ドル円(USD/JPY)のシェアが74.0%と前日比で-4.6%となり、一極集中が緩和した。この低下分をメキシコペソ円(MXN/JPY)とユーロドル(EUR/USD)が分け合う格好になった。
| 順位 | 通貨ペア | 市場シェア | 前日比 |
|---|---|---|---|
| 1位 | USD/JPY | 74.0% | -4.6% |
| 2位 | MXN/JPY | 9.1% | 0.7% |
| 3位 | AUD/JPY | 4.7% | 0.1% |
| 4位 | EUR/USD | 3.3% | 2.2% |
| 5位 | ZAR/JPY | 1.9% | 1.2% |
| 6位 | GBP/JPY | 1.5% | -0.2% |
| 7位 | TRY/JPY | 1.4% | -0.3% |
| 8位 | EUR/JPY | 1.2% | 0.0% |
| 9位 | CHF/JPY | 0.8% | 0.4% |
| 10位 | NZD/JPY | 0.7% | 0.1% |
※外貨ネクストネオ取り扱い42通貨ペアのうち、上位10通貨ペア
主要通貨ペアのポジション増減|クロス円のショートは軒並み縮小
通貨ペアごとのポジショニングでは、ユーロドル(EUR/USD)の買ポジション(ロング)が前日比+43.2%と大きく増加した一方、ドル円(USD/JPY)のロングは-5.3%となった。また、資源国・新興国通貨では売ポジション(ショート)の利食いが進んだ。
| 通貨ペア | 売ポジション(Short) | 買ポジション(Long) |
|---|---|---|
| USD/JPY | 6.7% | -5.3% |
| EUR/JPY | -9.7% | 1.5% |
| EUR/USD | -0.6% | 43.2% |
| GBP/JPY | -6.9% | -3.8% |
| AUD/JPY | -6.6% | -0.8% |
| NZD/JPY | -8.7% | 4.8% |
| ZAR/JPY | -17.0% | 4.6% |
| TRY/JPY | -1.9% | -0.5% |
| CNH/JPY | 4.1% | -1.6% |
| MXN/JPY | -11.6% | -2.4% |
| SGD/JPY | 5.3% | -0.7% |
