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FX/為替「ドル/円今日の見通し|FRBの利上げ織り込み低下 日銀の連続利上げは?」 外為どっとコム トゥデイ 2026年10月1日号

主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時 :2026年10月1日8時20分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 シニア為替アナリスト 神田卓也

目次

▼30日(水)の為替相場
(1):豪CPI 予想を下回る
(2):英GDP 上方修正
(3):独CPI伸びが加速
(4):ADP全国雇用者数 予想を上回る
(5):PCEデフレーター 予想を下回る

▼30日(水)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報/ ▼本日の予想レンジ/ ▼ドル/円の見通し:レンジ取引が続く公算が大きい/ ▼注目の経済指標・イベント

30日(水)の為替相場

期間:30日(水)午前6時10分~1日(木)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):豪CPI 予想を下回る

豪8月消費者物価指数(CPI)は前年比+4.0%と市場予想(+4.1%)を下回ったものの、前月(+3.5%)から伸びが加速。コアCPIにあたる豪8月CPIトリム平均は+3.6%と市場予想(+3.6%)通り、前月と同じ伸び率だった。

(2):英GDP 上方修正

英4-6月期国内総生産(GDP)・改定値は前期比+0.5%と速報値(+0.4%)から上方修正。製造業や建設業、サービス業でも生産が増加し、英経済の底堅さが示された。

(3):独CPI伸びが加速

独9月消費者物価指数(CPI)・速報値は前月比+0.6%、前年比+3.3%とともに市場予想(+0.5%、+3.1%)を上回り、前月(+0.2%、+2.9%)から伸びが加速した。また欧州連合(EU)基準のCPIも前年比+3.3%と予想(+3.2%)を上回り、前月(+2.9%)から伸びが加速した。

(4):ADP全国雇用者数 予想を上回る

米9月ADP全国雇用者数は9.0万人増となり、市場予想(7.5万人増)および前月(3.6万人増)を上回った。教育・医療のサービス部門が強い伸びを示したほか、娯楽・宿泊、製造業などでも堅調な伸びとなった。

(5):PCEデフレーター 予想を下回る

米8月個人消費支出物価指数(PCEデフレーター)は前年比+3.4%と市場予想(+3.7%)を下回った。また前月分は+3.7%から+3.4%へ下方修正された。食品とエネルギーを除いたコアPCEデフレーターは+3.0%と市場予想(+3.3%)を下回り前月(+3.3%から+3.0%へ下方修正)と同じ伸び率だった。

30日(水)の株・債券・商品市場

日経平均: 66753.72 △1,272.45

豪ASX: 8789.350 △80.098

上海総合: 3842.195 △11.744

英FT: 10606.00 ▼30.71

独DAX: 25199.19 ▼200.02

NYダウ: 50906.05 ▼443.87

日10年債: 3.065 ▼0.029

豪10年債: 5.3486 ▼0.0233

英10年債: 5.424 △0.014

独10年債: 3.586 ▼0.040

米2年債: 4.8870 △0.0105

米10年債: 5.2849 △0.0487

NY原油: 90.42 △1.04

NY金: 4186.70 △7.00

 

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ドル/円 外為注文情報(FX板情報・オーダー状況)

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【情報提供:外為どっとコム】

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  • ※ 尚、この外為注文情報は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。

 

人気通貨ペア 本日の予想レンジ

ドル/円: 156.500 ~ 157.900

ユーロ/円: 177.500 ~ 178.900

ポンド/円: 208.000 ~ 209.600

豪ドル/円: 108.800 ~ 109.700

ドル/円の見通し:レンジ取引が続く公算が大きい

昨日のドル/円は終値ベースで約0.1%上昇。東京仲値の公示後に156.38円前後まで下落する場面もあったが、NY市場終盤には157.54円前後まで反発した。米8月個人消費支出物価指数(PCE)デフレーターは予想を下回ったものの、一部項目の推計方法の見直しが影響したとの見方もあって金利や為替への影響は限定的だった。ただ、米連邦準備制度理事会(FRB)による利上げの織り込みはやや低下しており、連続利上げをめぐる市場の期待もやや後退したと見られる。今週のドル/円は157円台後半では上値が重い半面、156円台に差し込めば反発する一進一退の展開が続いている。市場の関心が明日2日の米9月雇用統計に向かっているだけに、本日も156~157円台のレンジ取引が続く公算が大きいだろう。なお、本日は日銀が9月の全国企業短期経済観測調査(短観)と金融政策決定会合における主な意見を公表することから、日銀の連続利上げをめぐる市場の期待(昨日時点の市場織り込みは20%程度)に変化があるか注目したい。そのほか、NY市場では米新規失業保険申請件数と米9月ISM製造業景況指数が発表される。

注目の経済指標・イベント

10/01 (木)
10:30   (豪) 8月貿易収支
17:00 ◎ (英) ベイリーBOE総裁講演
17:20   (ユーロ圏) チポローネECB専務理事講演
18:00   (ユーロ圏) 8月失業率
18:30   (米) 9月チャレンジャー人員削減数
19:35   (ユーロ圏) ナーゲル独連銀総裁講演
20:30   (米) カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁講演
21:00   (英) マンMPC委員講演
21:30 〇 (米) 新規失業保険申請件数
22:05   (米) バーキン・リッチモンド連銀総裁、コリンズ・ボストン連銀総裁、シュミッド・カンザスシティ連銀総裁講演
22:30 ◎ (ユーロ圏) ラガルドECB総裁講演
23:00 ◎ (米) 9月ISM製造業景況指数
23:00   (米) ウォラーFRB理事講演
23:50   (英) ピルMPC委員講演
24:30   (ユーロ圏) シュナーベルECB専務理事講演
26:30   (米) ジェファーソンFRB副議長講演
28:00   (米) ボウマンFRB副議長講演
28:30   (米) クックFRB理事講演

10/02 (金)
08:20   (米) ローガン・ダラス連銀総裁講演
08:30 〇 (日) 9月東京都区部消費者物価指数

 
外為どっとコム総合研究所 シニア為替アナリスト 神田卓也
外為どっとコム総合研究所 シニア為替アナリスト
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年から外国為替市場に携わる為替アナリスト。証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社し、ドル/円スポット、資金(デポジット)、金利デリバティブなど国際金融商品の取引仲介業務を担当。2009年7月、外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・金融市場の調査・分析に従事。2011年12月より現職。
30年以上にわたる市場経験をもとに、個人FX投資家向けの相場解説・情報発信を行う。テレビ東京「Newsモーニングサテライト(モーサテ)」への出演をはじめ、NHK、日経CNBC、ストックボイスTV、ニッポン放送など、テレビ・ラジオ・新聞・WEBメディアへの出演・取材・コメント実績多数。