
午前の為替予想は… 米早期追加利上げはデータ次第 PCEデフレーターに注目集まる
作成日時 :2026年9月30日7時40分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 為替アナリスト 中村勉
ドル円予想レンジ
156.600-158.200円
前日の振り返りとドル円予想
昨日のドル/円は終値ベースで0.1%未満の小幅安。米長期金利の上昇を背景にドルが買われ、157.72円前後まで上昇する場面も見られたが、米NY連銀のウィリアムズ総裁が「利上げを急ぐ必要はない」と発言したことで、10月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ観測が後退し上げ幅を失った。翌日の米8月個人消費支出物価指数(PCEデフレーター)や2日の米9月雇用統計の結果を見極めたいとの思惑も強く、157円台での値動きが中心となった。
本日発表される米8月PCEデフレーターの市場予想は前月と同じ前年比+3.7%となっている。イラン戦争の長期化に伴う原油価格の高止まりが米国のインフレを加速させるとの懸念は根強く、米連邦準備制度理事会(FRB)も二大責務である物価安定と雇用最大化について、足元では雇用情勢よりも物価動向を注視していることから、市場予想を上回る結果となればドル買いで反応することになるだろう。もっとも、日米当局が円安に懸念を示していることで、円買い介入への警戒感も残っている。158円台に乗せると、警戒感の高まりから上値が抑えられやすくなりそうだ。
今朝 最新のドル/円チャート

レポートの本編は「外為どっとコムレポート」でチェック
外為どっとコム総合研究所 情報企画部 為替アナリスト中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。
