東証プライムの売買代金は概算で7兆3200億円。業種別ではプラスは電気機器の1業種のみで、サービスや小売などの下げが限定的となった。一方、石油・石炭、証券・商品先物、鉄鋼などの下げが大きかった。1Qが大幅な営業増益となったTAKARA & COMPANYが後場急伸。半面、上期の純利益見通しを引き下げたメイテックグループホールディングスが大幅に下落した。
東証プライムの騰落銘柄数は値上がり170/値下がり1318。多くの銘柄が下落する中でAI関連の一角には買いが入っており、SCREENやディスコなど半導体株が大幅上昇。村田製作所や太陽誘電など電子部品株が逆行高となった。ファーストリテイリングや良品計画など権利落ちの影響がない小売株が堅調。直近上場株が人気化しており、レイヤードやSkyfallがストップ高となった。
一方、配当利回りの高い銘柄が権利落ちの影響で大きく水準を切り下げており、野村HDやいちよし証券など証券株が軒並み大幅安。日本製鉄やJFEHDなど鉄鋼株も大幅安となる銘柄が多かった。9月末を基準日に巨額の特別配当を実施することを発表していたネクソンが14.4%安。米国で傘下のアームが急落したことを嫌気して、ソフトバンクグループが3%を超える下落となった。
日経平均は続落。ただ、きょうの下げは仕方ない。大きく下げた銘柄は配当や優待に手厚い銘柄が多く、あす以降は見直されるものが多くなると思われる。指数は場中の大半はさえない動きであったが、安値引けとなったきのうとは違って、きょうは終盤に大きく値を戻した。終値(65481円)では25日線(65267円、29日時点、以下同じ)を上回っており、テクニカルの節目も意識された。本日の米国株が落ち着いた動きとなれば、あすは仕切り直しの買いが入りやすくなるだろう。早期に5日線(65651円)上を回復できるかに注目したい。
(小針)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
