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FX/為替「ドル/円今日の見通し|日米当局の相次ぐ円安けん制が重石 156円台では底堅さも」 外為どっとコム トゥデイ 2026年9月28日号

主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時 :2026年9月28日8時10分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 為替アナリスト 中村勉

目次

▼25日(金)の為替相場
(1):米大統領から円安への懸念
(2):BOE総裁「証拠が得られる頃にはすでに手遅れ」
(3):米耐久財受注 予想を上回る
(4):米財務長官「強い円の望ましさを議論」

▼25日(金)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報/ ▼本日の予想レンジ/ ▼ドル/円の見通し:156円台では下値が支えられやすい/ ▼注目の経済指標・イベント

25日(金)の為替相場

期間:25日(金)午前6時10分~26日(土)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):米大統領から円安への懸念

片山財務相は閣議後の記者会見で、米国時間22日に行われた日米首脳会談において「トランプ米大統領から円安への懸念が示された」と明らかにした。これに対し、高市首相は一般論として「円の過小評価は問題だ」と発言したという。その後、高市首相は、トランプ米大統領から「円安によって米国の貿易が厳しいという話があった」と説明。その上で「金融政策や財政政策に関する議論はなかった」と述べた。市場では、円安是正の必要性を首脳レベルでも共有したと示すことにより、円売りの動きをけん制したとの見方が浮上した。

(2):BOE総裁「証拠が得られる頃にはすでに手遅れ」

英中銀(BOE)のベイリー総裁は、「我々は中東での紛争開始以降、政策金利を据え置いてきたが、エネルギー価格が高止まりする期間が長くなるほど、そのスタンスを維持することは難しくなるだろう」と述べた。また、政策当局者は利上げに踏み切る前に、二次的な影響を示す決定的な証拠が得られるまで待つことはできないと指摘。「その証拠が得られる頃には、すでに手遅れになっているだろう」とも語った。

(3):米耐久財受注 予想を上回る

米8月耐久財受注は前月比±0.0%と市場予想(-0.3%)を上回った。一方、変動の大きい輸送用機器を除いた受注は+0.3%と市場予想(+0.6%)を下回った。他方、民間設備投資の先行指標とされるコア資本財(非国防資本財から航空機を除く)の受注は+1.6%となり、AI関連投資をけん引役として大幅に伸びた(予想+0.6%)。

(4):米財務長官「強い円の望ましさを議論」

米財務省のベッセント長官は、「本日、片山財務相と生産的な電話会談を行った」とSNSで発表。日米首脳会談の議論に基づいて「日本の強固な経済基盤を反映した強い円の望ましさを議論し、通貨市場について密接な意思疎通を維持することの重要性についても話し合った」と明らかにした。

25日(金)の株・債券・商品市場

日経平均: 66364.2 △850.21

豪ASX: 8665.013 ▼37.009

上海総合: 休場

英FT: 10695.25 △15.26

独DAX: 25408.64 △142.11

NYダウ: 51828.62 △478.64

日10年債: 3.083 △0.003

豪10年債: 5.3686 ▼0.0003

英10年債: 5.366 ▼0.015

独10年債: 3.601 △0.002

米2年債: 4.8516 ▼0.0727

米10年債: 5.1604 ▼0.0374

NY原油: 92.41 ▼2.20

NY金: 4321.20 △23.20

 

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ドル/円 外為注文情報(FX板情報・オーダー状況)

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【情報提供:外為どっとコム】

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  • ※ 尚、この外為注文情報は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。

 

人気通貨ペア 本日の予想レンジ

ドル/円: 156.800 ~ 158.400

ユーロ/円: 178.700 ~ 180.100

ポンド/円: 207.800 ~ 209.600

豪ドル/円: 110.100 ~ 111.000

ドル/円の見通し:156円台では下値が支えられやすい

25日のドル/円は終値ベースで約1.0%下落。日米首脳会談で「トランプ大統領から円安への懸念が示された」ほか、日米財務相会談では「円の過小評価は問題である」ことが再確認されたことで円買いが強まり、一時156.93円前後まで下落した。今週は30日に米8月個人消費支出物価指数(PCEデフレーター)、2日には米9月雇用統計が発表される。また、日本では1日に9月日銀短観や日銀金融政策決定会合における主な意見(9月17-18日分)など、日米の追加利上げを巡る材料が発表されるため、注目が集まっている。金融政策を巡っては日銀は米連邦準備制度理事会(FRB)と比べて早期の追加利上げに消極的との見方が強いため、一方的に円高が進むことは考えにくい。ドル/円は156円台では下値が支えられるだろう。一方、日米当局から円安への懸念が相次いで表明されたことで158円台では上値も抑えられやすくなりそうだ。

注目の経済指標・イベント

09/28 (月)
19:00   (英) ラムスデンBOE副総裁講演
21:15   (米) ボウマンFRB副議長講演
23:00 ◎ (ユーロ圏) ラガルドECB総裁講演
26:25   (米) クックFRB理事講演
26:30   (米) バーキン・リッチモンド連銀総裁講演

 
nakamura.jpg 外為どっとコム総合研究所 情報企画部 為替アナリスト
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。