読む前にチェック!最新FX為替情報

読む前にチェック!
最新FX為替情報
CFD銘柄を追加!

スプレッド
始値比
  • H
  • L
FX/為替レート一覧 FX/為替チャート一覧 株価指数/商品CFDレート一覧 株価指数/商品CFDチャート一覧

日米金融政策発表を経て米ドル高・円安予想が拡大!FX個人投資家の年末ドル/円の最多予想は158~160円台【外為短観 第208回】

外為短観ロゴ

<第208回> 2026年9月26日

外為どっとコムの口座開設者のお客様を対象とした投資動向等に関するアンケート調査です。

分析・レポート作成
外為どっとコム総合研究所

調査実施期間
2026年9月18日(金)13:00~2026年9月22日(火)24:00

調査方法
外為どっとコムの口座開設者にメールでアンケート回答URLを送付。
今回の有効回答数は 406件。
※必要項目を全て入力して回答して頂いたお客様を「有効回答数」としました。

 

問1:今後1カ月間の米ドル/円相場の見通しについてお答えください。

「今後1カ月間の米ドル/円相場の見通し」については、「米ドル高・円安方向」と答えた割合が53.9%であったのに対し「円高・米ドル安方向」と答えた割合は19.5%であった。この結果「米ドル/円予想DI」は△34.4%ポイントと前月の△29.9%ポイントからプラス幅がやや拡大した。
調査期間前後の米ドル/円相場は、9月3日以来となる158円台を回復する展開。米連邦公開市場委員会(FOMC)で25bp(0.25%ポイント)利上げを全会一致で決定したほか、金利見通し(ドットチャート)から年内追加利上げが示唆された。こうしたことから個人投資家は米ドル高・円安スタンスを強めたのだろう。今後1カ月の米ドル/円相場の高値と安値の予想については、最高値が164.80円、最安値が146.34円となり、高値の平均値は159.58円、安値の平均値は153.55円であった。高値の中央値は160.00円、安値の中央値は154.00円だった。実勢レートが前月調査時(最終日)から1.8円ほど切り下がったのに沿って高値・安値の予想中央値は0.4~3円程度、円高・米ドル安方向へシフトした。

※高値と安値が逆の回答や片方だけの回答などを無効とした上で、上位3%と下位3%の回答をカットしてデータを処理

問2:今後1カ月間のユーロ/円相場の見通しについてお答えください

「今後1カ月間のユーロ/円相場の見通し」については、「ユーロ高・円安方向」と答えた割合が45.3%であったのに対し「円高・ユーロ安方向」と答えた割合は19.2%であった。この結果「ユーロ/円予想DI」は△26.1%ポイントと前月の△31.9%ポイントからプラス幅が縮小した。
調査期間前後のユーロ/円相場は、一時180円を回復するも伸び悩む展開。ラガルド欧州中銀(ECB)総裁は「ECBの政策金利は石油・天然ガス価格と連動して動いているわけではない」と発言。市場の大幅な利上げ観測をけん制したことで、ユーロ高の見方がやや後退したと考えられる。
今後1カ月のユーロ/円相場の高値と安値の予想については、最高値が190.00円、最安値が161.00円となり、高値の平均値は184.35円、安値の平均値は177.67円であった。高値の中央値は185.00円、安値の中央値は178.00円であった。実勢レートは前月調査時(最終日)から5.7円ほど切り下がったのに沿って、高値・安値の予想中央値は1.6~4円程度、円高・ユーロ安方向へシフトした。

※高値と安値が逆の回答や片方だけの回答などを無効とした上で、上位3%と下位3%の回答をカットしてデータを処理

問3:今後1カ月間の豪ドル/円相場の見通しについてお答えください

「今後1カ月間の豪ドル/円相場の見通し」については、「豪ドル高・円安方向」と答えた割合が45.6%であったのに対し「円高・豪ドル安方向」と答えた割合は17.7%であった。この結果「豪ドル/円予想DI」は△27.9%ポイントと前月の△32.5%ポイントからプラス幅が縮小した。
調査期間前後の豪ドル/円相場は、112円台を上値に伸び悩む展開。世界的に長期金利が上昇する中で米ドルが全面高となった。また、18日に日銀がレートチェックを実施したことによる円買い介入への警戒もあり個人投資家の豪ドル高・円売りの向きがやや後退したのだろう。
今後1カ月の豪ドル/円相場の高値と安値の予想については、最高値が120.00円、最安値が94.00円となり、高値の平均値は113.93円、安値の平均値は108.53円であった。高値の中央値は114.00円、安値の中央値は109.60円だった。前月調査時(最終日)と比べ実勢レートが2.1円ほど切り下がったのに沿って、安値の中央値が0.5円程度、円高・豪ドル安方向にシフトした。

※高値と安値が逆の回答や片方だけの回答などを無効とした上で、上位3%と下位3%の回答をカットしてデータを処理

問4:今後1カ月間の英ポンド/円相場の見通しについてお答えください

「今後1カ月間の英ポンド/円相場の見通し」については、「英ポンド高・円安方向」と答えた割合が、44.1%であったのに対し「円高・英ポンド安方向」と答えた割合は19.0%であった。この結果「英ポンド/円予想DI」は△25.1%ポイントとなり、前月の△31.0%ポイントからプラス幅が縮小した。
調査期間前後の英ポンド/円相場は、一時211円台を回復するも伸び悩む展開。英中銀(BOE)が6会合連続で政策金利の据え置きを決定。また、本邦政府・日銀による為替介入への警戒感もあり個人投資家の英ポンド高・円安スタンスがやや後退したと見られる。
今後1カ月の英ポンド/円相場の高値と安値の予想については、最高値が222.00円、最安値が190.00円となり、高値の平均値は214.89円、安値の平均値は206.98円であった。高値の中央値は215.00円、安値の中央値は207.53円だった。前月調査(最終日)と比べ実勢レートが7.3円ほど切り下がったのに沿って、高値・安値の予想中央値が3円、円高・英ポンド安方向へシフトした。

※高値と安値が逆の回答や片方だけの回答などを無効とした上で、上位3%と下位3%の回答をカットしてデータを処理

問5:今後3カ月程度の期間で買いたい、もしくは強くなると思う通貨はどれですか

「今後3 カ月程度の期間で買いたい、もしくは強くなると思う通貨はどれですか(ひとつだけ)」と尋ねたところ、「米ドル」と答えた割合が45.3%と最も多かった。次いで「円」が20.9%、その後「トルコリラ」と「メキシコペソ」が7.1%で並び、以下「豪ドル(6.4%)」、「スイスフラン(3.0%)」と続いた。「米ドル」は11 カ月連続で首位となり、回答割合は前回の33.4%から10 ポイント超上昇した。2 位の「円」は前回の17.1%から上昇した。いまや、高金利通貨である「米ドル」が、連邦準備制度理事会(FRB)の利上げによってさらに人気化したと考えられる。その結果、相対的に「トルコリラ(前回9.0%)」や「メキシコペソ(前回8.6%)」など新興国・高金利通貨の人気がやや低下したようだ。
「米ドル」を買いたい理由としては「FRB がちゃんと利上げした」などとして、FRB がインフレ抑制を重視する姿勢を示したことを挙げる向きが多かった。そのほか、「イラン戦争の長期化」との声や「好景気、高金利、経済基盤、高インフレ、他国に比較した相対的優位性」との意見も出ていた。

問6:今後3カ月程度の期間で売りたい、もしくは弱くなると思う通貨はどれですか

問5 とは反対に、「今後3 カ月程度の期間で売りたい、もしくは弱くなると思う通貨はどれですか(ひとつだけ)」と尋ねたところ、「円」が48.0%で最も多かった。次いで「米ドル」が20.7%で続き、以下、「トルコリラ(9.1%)」、「スイスフラン(7.9%)」、「ユーロ(3.9%)」の順になった。「円」は11 カ月連続で最も売りたい通貨となり、回答割合はいくぶん低下したものの2 位の「米ドル」を大きく引き離して首位を維持した。日銀が利上げしても個人投資家の「円」に対する先安観は揺らがないようだ。
なお、「円」を売りたいと答えた理由については、「アメリカに(利上げで)追従して円が買われることはあまりない」、「各国との金利差は縮まらず」、「実質金利マイナス」、「日銀総裁の会見を見て円が売られると思った」など、金融政策を挙げる向きが多かった。そのほか、多数ではないものの「財政不安」や「高市政権の放漫財政」を指摘する声もあった。また、「日米で共同介入してもこれだけ円売りドル買いが続くとなると、市場介入では円売りの流れは止められない」との意見も出ていた。

問7: 年内の米ドル/円相場を左右する材料として、最も注目しているものはどれですか?

今回の特別質問として「年内の米ドル/円相場を左右する材料として、最も注目しているものはどれですか」と尋ねたところ、「FRB の金融政策」が29.3%と最も多かった。「日銀の金融政策」が20.0%で続き、以下「中東情勢(14.8%)」、「米中間選挙(13.5%)」、「為替介入(13.5%)」の順となった。「日本の財政政策(4.2%)」や「米国の財政政策(2.5%)」および「AI・半導体市場の動向(0.7%)」などは個人投資家の関心が低いテーマのようだ。なお、「その他(1.5%)」とした向きからは「トランプ米大統領の発言」との回答があった。
「FRB の金融政策」に最も注目する理由としては、「FRB の追加利上げがあればドル高・円安になる」との回答や「FRB の利上げ見通しが変化すれば、日米金利差を通じてドル/円が大きく動く可能性がある」などの指摘があった。「日銀の金融政策」については「FRB の利上げペースを考えると日銀がおなじように利上げできるか疑問」との回答が見られた。

問8:今年12 月末時点の米ドル/円相場はどの水準だと思いますか?

もう一つの特別質問として「今年12 月末時点の米ドル/円相場はどの水準だと思いますか」と尋ねたところ、「158~160 円台」が32.3%と最も多かった。次いで「155~157 円」が20.4%、「161~163円」が15.3%と続き、以下「152~154 円台(10.8%)」、「149~151 円台(8.6%)」、「145~148 円台(4.4%)」の順になった。「144 円台以下」は3.2%、「167 円台以上」は2.2%だった。
本調査開始時の米ドル/円相場が157.06 円前後、終了時が157.20 円前後であったことを考えると、個人投資家の予想はややドル高・円安方向に傾いていると言えるだろう。その中でも、節目の160 円を超えるか超えないかで見方がやや分かれていることもわかった。なお、今年7 月に付けた約40 年ぶり高値(163.99 円前後)を年内に突破すると予想する向きは合算割合で4.9%と少数だった。

本レポートは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。また、本レポートに記載された意見や予測等は、今後予告なしに変更されることがございます。なお、本レポートにより利用者の皆様に生じたいかなる損害についても、株式会社外為どっとコム総合研究所ならびに株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承願います。 Copyright©Gaitame.com Research Institute Ltd. All Rights Reserved. https://gaitamesk.com/
 
外為どっとコム総合研究所 シニア為替アナリスト 神田卓也
外為どっとコム総合研究所 シニア為替アナリスト
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年から外国為替市場に携わる為替アナリスト。証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社し、ドル/円スポット、資金(デポジット)、金利デリバティブなど国際金融商品の取引仲介業務を担当。2009年7月、外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・金融市場の調査・分析に従事。2011年12月より現職。
30年以上にわたる市場経験をもとに、個人FX投資家向けの相場解説・情報発信を行う。テレビ東京「Newsモーニングサテライト(モーサテ)」への出演をはじめ、NHK、日経CNBC、ストックボイスTV、ニッポン放送など、テレビ・ラジオ・新聞・WEBメディアへの出演・取材・コメント実績多数。
外為どっとコム総合研究所 為替アナリスト 宇栄原宗平
外為どっとコム総合研究所 為替アナリスト
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe)
2015年から金融業界で経験を積み、2017年10月に外為どっとコムへ入社。サポートセンター業務に従事した後、2022年2月より現職。テクニカル分析を中心に、為替相場・金融市場の調査・分析や個人FX投資家向けの情報発信を行っている。
テレビ東京「モーサテサタデー」にコメンテーターとして出演。ストックボイスTVでの解説をはじめ、各種メディアへの出演・コメント実績を持つ。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』ではドル円・ユーロ円の見通しを連載。