前日欧州時間から本日アジア時間にかけてのドル円相場の動向と、FX個人投資家のポジション変化をまとめました。市場参加者の売買傾向を把握し、今後のFX取引の参考にご活用ください。
※本レポートは外為どっとコムの取引サービス「外貨ネクストネオ」のデータを基に作成しています。
作成日時:2026年9月25日 15:10
9月24日〜9月25日のドル円市況|ドル円下落、本邦の介入警戒や日銀の追加利上げ観測で
9月24日、今年の米連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を有するハマック米クリーブランド連銀総裁が「インフレ圧力はなお高く、この状況が長引くほどインフレ率を目標水準へ押し下げることは困難になる」と述べるなど、米国の追加利上げ観測を高める発言を受けて、ドル円は159.034円まで上昇した。その後、「米国とイランはホルムズ海峡の再開に向け、段階的合意について協議している」とのニュースから原油価格が上昇幅を縮小すると、ドル円も158.60円台まで下落した。ただ、根強い米利上げ期待でドル円の下値は限定された。
9月25日、160円に近づく中で通貨当局による円買い介入への警戒感や、日銀の早期追加利上げへの思惑もくすぶり、ドル円は158.113円まで下落した。日銀が発表した8月の消費者物価指数(CPI)のコア指標は特殊要因を除いたベースで、前年比+2.6%(7月;+2.3%)へ上昇した。また、片山財務相は先日の日米首脳会談で「トランプ大統領から円安への懸念が示された」と述べた。

FX取引金額と個人投資家ポジション動向|取引額は増加
取引金額が前日比+38.3%と急回復する中、買建玉が手仕舞われて減少した(-2.8%)一方、売建玉が+0.6%増加し、全体的に売り目線が強まった。
| ■取引金額 上段:前日比 下段:過去20営業日平均比 |
■売建玉 上段:前日比 下段:比率 |
■買建玉 上段:前日比 下段:比率 |
|---|---|---|
| 38.3% | 0.6% | -2.8% |
| -1.7% | 45% | 55% |
※外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の取引量とポジションの円換算金額
市場シェア上位通貨ペア|資源国・新興国がシェアを落とす
ドル円(USD/JPY)のシェアは82.8%(前日比+2.2%)と一極集中が進んだ。一方、豪ドル円(AUD/JPY)、トルコリラ円(TRY/JPY)、南アフリカランド円(ZAR/JPY)などの高金利通貨・資源国通貨がシェアを落とした。
| 順位 | 通貨ペア | 市場シェア | 前日比 |
|---|---|---|---|
| 1位 | USD/JPY | 82.8% | 2.2% |
| 2位 | MXN/JPY | 6.3% | 0.1% |
| 3位 | AUD/JPY | 2.7% | -0.4% |
| 4位 | TRY/JPY | 1.8% | -0.1% |
| 5位 | ZAR/JPY | 1.0% | -0.6% |
| 6位 | GBP/JPY | 0.9% | -0.2% |
| 7位 | EUR/JPY | 0.8% | -0.1% |
| 8位 | AUD/USD | 0.8% | -0.1% |
| 9位 | EUR/USD | 0.7% | -0.6% |
| 10位 | CHF/JPY | 0.7% | 0.5% |
※外貨ネクストネオ取り扱い42通貨ペアのうち、上位10通貨ペア
主要通貨ペアのポジション増減|ドル売りポジション増加
通貨ペア別のポジショニングではドル円(USD/JPY)の売ポジション(ショート)が+2.1%、買ポジション(ロング)が-5.4%となり、ロングの手仕舞いが進んだ。一方でユーロドル(EUR/USD)はロングが+11.4%となり、ドル売り方向でポジションを構築する動きが目立った。
| 通貨ペア | 売ポジション(Short) | 買ポジション(Long) |
|---|---|---|
| USD/JPY | 2.1% | -5.4% |
| EUR/JPY | 5.1% | 1.9% |
| EUR/USD | -2.4% | 11.4% |
| GBP/JPY | 3.7% | -2.7% |
| AUD/JPY | 4.2% | -4.7% |
| NZD/JPY | 1.3% | -2.5% |
| ZAR/JPY | -15.7% | -1.2% |
| TRY/JPY | -21.4% | -0.7% |
| CNH/JPY | -0.7% | -1.8% |
| MXN/JPY | -7.7% | 1.5% |
| SGD/JPY | 0.6% | -0.1% |
