
「ドル/円」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。
執筆:外為どっとコム総合研究所 宇栄原 宗平
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『最新のドル/円相場を解説』
最新のマーケット情報まとめ
<日銀金融政策決定会合>
日銀は、市場予想通り25bp(0.25%ポイント)利上げを決定して政策金利を1.25%としました。そうした中、浅田委員と佐藤委員が利上げに反対したことが伝わると円売りが優勢になりました。もともとリフレ派として知られる二人でしたが、ベッセント米財務長官が日銀の利上げやリフレ政策に言及したことで全会一致で利上げとなるとの思惑もあったことで円売りが強まったと考えられます。また、高田委員が50bp利上げを主張しなかったことも材料となった可能性があります。
その後の植田日銀総裁の記者会見では、「政策局面が変化した」との見解を示したことで円買いが強まる場面もありましたがすぐに切り返しました。その後も、焦点となっていた年内利上げの可能性や利上げペースの加速観測を高めるような発言がなかったことから円売りが継続しました。
植田日銀総裁の一部の発言
「今後の利上げペース、特定のものを念頭に置いているわけではない」
「毎回の会合でしっかり議論して政策を決定してゆく」
「ターミナルレート、なかなか特定しがたい」
「25ベーシスポイント(bp)を上回る利上げの可能性は物価情勢次第」
「大幅利上げや連続利上げ、良い例は2022年の米欧」
なお、片山財務相が「今後さらなる協調介入を実施することも躊躇しない」と発言したことが植田日銀総裁会見中に伝わっています。前回7月会合前後やGWの時に為替介入があったことを考えると、今回類似した状況にあると考えられます。ドル/円相場が急伸するようだと為替介入警戒が高まる可能性もあるでしょう。
<FOMC・日銀金融政策決定会合後のドル/円>
米連邦公開市場委員会(FOMC)は、タカ派的な利上げとなった一方で、日銀金融政策決定会合はハト派的な利上げととらえられたようです。こうしたことから、円売り・ドル買い地合いが続くと考えられます。ドル/円は、テクニカル分析でのポイントとして158円台半ばが上値メドとして意識される可能性があります。同水準を突破すれば、160円を視野に入れた相場展開となりそうです。
<来週の注目イベント>
9/22◎ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁講演
9/23☆米9月製造業PMI・速報値
9/23☆米9月サービス業PMI・速報値
9/24☆米新規失業保険申請件数
9/24◎米8月新築住宅販売件数
9/24◎米中首脳会談
9/24◎ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁講演
9/24◎ハマック米クリーブランド連銀総裁講演
9/24◎ポールソン米フィラデルフィア連銀総裁講演
9/25◎米8月耐久財受注
9/25◎ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁講演
9/25◎ハマック米クリーブランド連銀総裁講演
☆特に重要 ◎重要
<ドル/円チャート 日足>

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宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe)
2015年から金融業界で経験を積み、2017年10月に外為どっとコムへ入社。サポートセンター業務に従事した後、2022年2月より現職。テクニカル分析を中心に、為替相場・金融市場の調査・分析や個人FX投資家向けの情報発信を行っている。
テレビ東京「モーサテサタデー」にコメンテーターとして出演。ストックボイスTVでの解説をはじめ、各種メディアへの出演・コメント実績を持つ。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』ではドル円・ユーロ円の見通しを連載。


