
「ドル/円」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。
執筆:外為どっとコム総合研究所 宇栄原 宗平
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『最新のドル/円相場を解説』
最新のマーケット情報まとめ
<日銀金融政策決定会合の注目ポイント>
9月18日の日銀会合を前に、市場は今回の利上げをほぼ完全に織り込んでいます。さらに、年内(遅くとも来年1月まで)にもう1回、来年7月会合までに計4回の利上げが行われ、政策金利が2%に達する展開を見込んでいます。
今回は0.25%の引き上げ(1%程度→1.25%程度)となる見通し。利上げが決まった場合、想定される反応は次の3通りです。
▶材料出尽くしでやや円安
▶0.5%利上げを求める反対票が出て、やや円高
▶ハト派とされる委員も含めて全員が賛成し、利上げペースの加速が意識されてやや円高
一方、利上げ見送りとなれば急速な円安、0.5%の大幅利上げなら急速な円高というサプライズも考えられます。
焦点は次回利上げの時期とペースで、植田総裁の会見が手がかりとなります。注目点は2つあります。1つ目は、イラン情勢を背景に原油価格が高止まりするなかで、連続利上げもしくな年内追加利上げに前向きな姿勢を示すかどうかです。2つ目は、中立金利への言及があるかどうかです。日銀の自然利子率の推計(−0.9%〜+0.5%)に物価目標の2%を加えると、中立金利は1.1%〜2.5%程度となります。市場が見込む2%を超える引き上げ余地を示さない限り、円高への転換は難しいとみられます。
逆に、年内の追加利上げに慎重な姿勢がにじめば、年内の追加利上げを示唆した米国との対比で、日米金利差の拡大が意識されます。この場合は円売りが加速し、ドル円が160円へ向かう可能性もあるため、警戒が必要です。
テクニカル面では、160円の高値から9月安値までの下落に対する半値戻しの水準が、足元の上値を抑えています。円売りが強まれば、目先のターゲットは158円台半ばとなりそうです。164円の高値からの下落に対する半値水準と200日移動平均線がこの付近で重なっており、160円の手前でいったん意識されやすい水準とみられます。
<ドル/円チャート 15分足>

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宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe)
2015年から金融業界で経験を積み、2017年10月に外為どっとコムへ入社。サポートセンター業務に従事した後、2022年2月より現職。テクニカル分析を中心に、為替相場・金融市場の調査・分析や個人FX投資家向けの情報発信を行っている。
テレビ東京「モーサテサタデー」にコメンテーターとして出演。ストックボイスTVでの解説をはじめ、各種メディアへの出演・コメント実績を持つ。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』ではドル円・ユーロ円の見通しを連載。


