前日欧州時間から本日アジア時間にかけてのドル円相場の動向と、FX個人投資家のポジション変化をまとめました。市場参加者の売買傾向を把握し、今後のFX取引の参考にご活用ください。
※本レポートは外為どっとコムの取引サービス「外貨ネクストネオ」のデータを基に作成しています。
作成日時:2026年9月16日 15:10
9月15日〜9月16日のドル円市況|ドル円、155円半ばまで上昇
9月15日、米10年債利回りが一時5.039%前後と約19年ぶりの高水準を記録したことを受け、ドル円はロンドン時間に155.232円まで上昇した。その後は、翌日以降の日米イベントを控えて155.00円前後でもみ合ったが、日米の金利差が大きく縮まらないとの見方から、ドル円は底堅い推移となった。
9月16日も前日の流れを引き継ぎ、ドル円は155.487円まで上昇した。ただ、日米金利は上昇が一服しているほか、原油価格も頭打ち傾向を示していたにもかかわらず、ドル円が底堅く推移した点は意外で、円安への期待感が少し行き過ぎている印象を受けた。

FX取引金額と個人投資家ポジション動向|投資家の目線は売り方向へ
取引金額は過去20営業日平均比で-11.8%と落ち込み、投資家の様子見ムードが高まった。建玉比率は依然として買い優勢(60%)であるものの、前日比では売建玉が+5.5%と急増しており、投資家の目線は売り方向へ傾いた。
| ■取引金額 上段:前日比 下段:過去20営業日平均比 |
■売建玉 上段:前日比 下段:比率 |
■買建玉 上段:前日比 下段:比率 |
|---|---|---|
| -5.3% | 5.5% | -1.8% |
| -11.8% | 40% | 60% |
※外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の取引量とポジションの円換算金額
市場シェア上位通貨ペア|ドル円に一極集中
取引は全体の86.1%を占めたドル円(USD/JPY)に集中した。一方で、メキシコペソ円(MXN/JPY)やトルコリラ円(TRY/JPY)といった高金利通貨のシェアは低下した。
| 順位 | 通貨ペア | 市場シェア | 前日比 |
|---|---|---|---|
| 1位 | USD/JPY | 86.1% | 2.6% |
| 2位 | MXN/JPY | 3.1% | -2.0% |
| 3位 | AUD/JPY | 2.7% | -0.8% |
| 4位 | NZD/JPY | 1.5% | 0.7% |
| 5位 | GBP/JPY | 1.3% | 0.1% |
| 6位 | EUR/JPY | 1.2% | 0.2% |
| 7位 | TRY/JPY | 1.0% | -1.1% |
| 8位 | ZAR/JPY | 0.9% | 0.4% |
| 9位 | CHF/JPY | 0.8% | 0.4% |
| 10位 | AUD/USD | 0.5% | -0.1% |
※外貨ネクストネオ取り扱い42通貨ペアのうち、上位10通貨ペア
主要通貨ペアのポジション増減|南アやトルコはショートの解消が進む
ドル円(USD/JPY)は売ポジション(ショート)が+11.9%と急増し、上昇に対する個人投資家の「逆張りショート」が目立った。またメキシコペソ円(MXN/JPY)やポンド円(GBP/JPY)でも売りが増加した一方、南アフリカランド円(ZAR/JPY)やトルコリラ円(TRY/JPY)ではショートの大幅な解消(買い戻し)が進んだ。
| 通貨ペア | 売ポジション(Short) | 買ポジション(Long) |
|---|---|---|
| USD/JPY | 11.9% | -3.7% |
| EUR/JPY | 0.7% | -2.5% |
| EUR/USD | 0.5% | 1.9% |
| GBP/JPY | 5.8% | 0.7% |
| AUD/JPY | 3.5% | 0.6% |
| NZD/JPY | 2.2% | -0.2% |
| ZAR/JPY | -21.1% | -0.2% |
| TRY/JPY | -9.6% | 0.5% |
| CNH/JPY | 0.9% | -0.1% |
| MXN/JPY | 8.3% | -1.0% |
| SGD/JPY | 0.3% | 0.3% |
