前日欧州時間から本日アジア時間にかけてのドル円相場の動向と、FX個人投資家のポジション変化をまとめました。市場参加者の売買傾向を把握し、今後のFX取引の参考にご活用ください。
※本レポートは外為どっとコムの取引サービス「外貨ネクストネオ」のデータを基に作成しています。
作成日時:2026年9月15日 15:10
9月14日〜9月15日のドル円市況|原油・金利の動きに連動
9月14日、原油価格上昇やFRBによる利上げ織り込みの進展から米10年債利回りは2023年10月以来の5.0%台に到達した。これを受け、ドルが全面高となり、ドル円は155.001円まで上昇した。しかし、トランプ大統領が「ウクライナとロシアが互いのエネルギー施設を攻撃しないことに同意」と明らかにしたほか、「米国はイランとの交渉の余地を残している」などと発言すると、原油価格が上昇幅を縮め、ドル円も154.00円前後まで下落した。
9月15日、4.94%付近まで低下していた米10年債利回りが原油価格の上昇とともに5.00%台へ戻したことから、ドル高の流れが再燃し、ドル円は154.912円まで上昇した。また、日本の新発10年債利回りが30年ぶりの高水準となる3.025%を付けたが、市場の反応は限定された。

FX取引金額と個人投資家ポジション動向|取引金額は2割減
取引金額が約2割減と商いが細り、市場全体に様子見ムードが広がった。建玉は依然として買い越しが優勢なものの、前日比では売建玉が6.5%増加しており、高値警戒感から逆張りショートや売りヘッジを仕込む動きが強まった。
| ■取引金額 上段:前日比 下段:過去20営業日平均比 |
■売建玉 上段:前日比 下段:比率 |
■買建玉 上段:前日比 下段:比率 |
|---|---|---|
| -19.7% | 6.5% | -0.5% |
| -4.7% | 38% | 62% |
※外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の取引量とポジションの円換算金額
市場シェア上位通貨ペア|クロス円のシェアが拡大
主力のドル円(USD/JPY)の市場シェアは83.5%(前日比-3.4%)へ縮小する一方、メキシコペソ円(MXN/JPY)や豪ドル円(AUD/JPY)、トルコリラ円(TRY/JPY)などのシェアが拡大した。ボラティリティを狙った資金がクロス円にも向かった。
| 順位 | 通貨ペア | 市場シェア | 前日比 |
|---|---|---|---|
| 1位 | USD/JPY | 83.5% | -3.4% |
| 2位 | MXN/JPY | 5.1% | 1.7% |
| 3位 | AUD/JPY | 3.5% | 0.9% |
| 4位 | TRY/JPY | 2.1% | 0.8% |
| 5位 | GBP/JPY | 1.3% | 0.1% |
| 6位 | EUR/JPY | 0.9% | 0.0% |
| 7位 | NZD/JPY | 0.8% | -0.1% |
| 8位 | AUD/USD | 0.5% | -0.1% |
| 9位 | ZAR/JPY | 0.5% | 0.1% |
| 10位 | EUR/USD | 0.5% | 0.0% |
※外貨ネクストネオ取り扱い42通貨ペアのうち、上位10通貨ペア
主要通貨ペアのポジション増減|ドル円・クロス円でショートが増加
ドル円(USD/JPY)は売ポジション(ショート)が前日比+14.4%と大幅に増加した。また、主要クロス円でもショートがおおむね増加するなど、円の反発を見込む動きが目立った。個別ではNZドル円(NZD/JPY)のショートが前日比+39.4%と大きく増加した。
| 通貨ペア | 売ポジション(Short) | 買ポジション(Long) |
|---|---|---|
| USD/JPY | 14.4% | -1.8% |
| EUR/JPY | 6.5% | 2.4% |
| EUR/USD | -5.9% | 2.7% |
| GBP/JPY | 9.2% | -1.1% |
| AUD/JPY | 6.1% | 0.2% |
| NZD/JPY | 39.4% | 3.4% |
| ZAR/JPY | -1.2% | 0.6% |
| TRY/JPY | -33.8% | -0.2% |
| CNH/JPY | -15.0% | 7.5% |
| MXN/JPY | 4.7% | 3.7% |
| SGD/JPY | 0.5% | -2.3% |
