前日欧州時間から本日アジア時間にかけてのドル円相場の動向と、FX個人投資家のポジション変化をまとめました。市場参加者の売買傾向を把握し、今後のFX取引の参考にご活用ください。
※本レポートは外為どっとコムの取引サービス「外貨ネクストネオ」のデータを基に作成しています。
作成日時:2026年9月14日 15:10
9月11日〜9月14日のドル円市況|米CPI契機に154円台乗せも頭打ち
9月11日、8月米消費者物価指数(CPI)のコアの前月比上振れを受け、米10年債利回りが4.98%前後まで急伸し、ドル円は一時154.469円付近まで買われた。ただ、コアの前年比が7月よりも鈍化したほか、米長期金利が節目の5.0%手前で頭打ちとなると、ドル円も153.235円まで反落した。売買一巡後は週末を控えて積極的な取引が見送られ、153円台半ばでもみ合う展開となった。
9月14日には、原油高に伴う米金利上昇によるドル高・円安の地合いを下支えに、一時154.145円まで上昇した。ただ、円安是正に対する期待感(介入警戒感など)も根強く、上昇一巡後は154.00円付近で伸び悩んだ。

FX取引金額と個人投資家ポジション動向|過去平均を上回るレベルで推移
取引金額は過去20営業日平均比で+21.4%と、依然として高水準な商いが続いた。需給面では、売建玉が前日比で-8.4%と急減した一方で、買建玉は微増にとどまった。個人投資家の間では売建玉の決済(買い戻し)が先行した。
| ■取引金額 上段:前日比 下段:過去20営業日平均比 |
■売建玉 上段:前日比 下段:比率 |
■買建玉 上段:前日比 下段:比率 |
|---|---|---|
| 0.1% | -8.4% | 1.5% |
| 21.4% | 37% | 63% |
※外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の取引量とポジションの円換算金額
市場シェア上位通貨ペア|メキシコペソが2位
市場シェアではドル円(USD/JPY)が87.0%を占め首位をキープ、次いでメキシコペソ円(MXN/JPY)が3.4%で2位となった。
| 順位 | 通貨ペア | 市場シェア | 前日比 |
|---|---|---|---|
| 1位 | USD/JPY | 87.0% | -0.1% |
| 2位 | MXN/JPY | 3.4% | 0.3% |
| 3位 | AUD/JPY | 2.6% | -0.6% |
| 4位 | TRY/JPY | 1.3% | 0.4% |
| 5位 | GBP/JPY | 1.2% | -0.1% |
| 6位 | EUR/JPY | 0.9% | 0.0% |
| 7位 | NZD/JPY | 0.9% | -0.1% |
| 8位 | AUD/USD | 0.6% | 0.0% |
| 9位 | EUR/USD | 0.5% | 0.0% |
| 10位 | CHF/JPY | 0.4% | 0.2% |
※外貨ネクストネオ取り扱い42通貨ペアのうち、上位10通貨ペア
主要通貨ペアのポジション増減|クロス円のショートで決済が優勢
通貨ペアごとのポジション動向では、ドル円の売ポジション(ショート)が16.8%減少したほか、ユーロ円(EUR/JPY)のショートも15.3%減少するなど、主要な対円通貨でショートの買い戻しが優勢となった。
| 通貨ペア | 売ポジション(Short) | 買ポジション(Long) |
|---|---|---|
| USD/JPY | -16.8% | 3.6% |
| EUR/JPY | -15.3% | 2.5% |
| EUR/USD | -3.4% | -1.0% |
| GBP/JPY | -7.3% | -0.8% |
| AUD/JPY | -0.9% | 0.2% |
| NZD/JPY | 5.5% | -4.6% |
| ZAR/JPY | 1.3% | 0.2% |
| TRY/JPY | -2.9% | -0.7% |
| CNH/JPY | -1.3% | -5.5% |
| MXN/JPY | -15.6% | -1.1% |
| SGD/JPY | -0.1% | -0.9% |
