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FX/為替「ドル/円今日の見通し|CPIでインフレ加速は確認できず FOMC控え様子見」 外為どっとコム トゥデイ 2026年9月14日号

主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時 :2026年9月14日8時10分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 為替アナリスト 中村勉

目次

▼11日(金)の為替相場
(1):日本企業物価指数 高い伸び続く
(2):英月次GDP 予想を上回る
(3):米CPIは概ね予想通り
(4):ミシガン大消費者態度指数 前月から低下

▼11日(金)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報/ ▼本日の予想レンジ/ ▼ドル/円の見通し:このところのレンジ中心の動き/ ▼注目の経済指標・イベント

11日(金)の為替相場

期間:11日(金)午前6時10分~12日(土)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):日本企業物価指数 高い伸び続く

日本8月企業物価指数は前年比+7.6%と市場予想を上回る伸びとなった。7月分が+7.2%から+7.7%に上方修正されたため伸び率は鈍化したものの、高水準の伸びが続いた。

(2):英月次GDP 予想を上回る

英7月国内総生産(GDP)は前月比+0.4%と市場予想(±0.0%)を上回った。同鉱工業生産は前月比+0.2%と予想(-0.2%)に反して増加。同貿易収支は209.65億ポンドの赤字と予想(224.00億ポンドの赤字)より赤字額が少なかった。

(3):米CPIは概ね予想通り

米8月消費者物価指数(CPI)は前月比+0.4%と予想通りだったが、食品とエネルギーを除いたコアCPIは+0.3%と予想(+0.2%)を上回った。前年比では総合が+3.4%(予想、前月ともに+3.4%)、コアは+2.4%(予想+2.4%、前月+2.5%)の伸びとなった。これを受けて米金利先物市場における9月利上げ(25bp=0.25%ポイント)の織り込みは72%前後から87%前後へと上昇した。

(4):ミシガン大消費者態度指数 前月から低下

米9月ミシガン大消費者信頼感指数・速報値は47.8と市場予想(51.0)を下回り、前月(51.7)から低下した。1年先の期待インフレ率は4.6%と市場予想(4.2%)以上に前月(4.0%)から上昇。5-10年先の期待インフレ率も3.4%に上昇した(予想、前月ともに3.3%)。

11日(金)の株・債券・商品市場

日経平均: 64011.34 ▼1,259.61

豪ASX: 8741.210 ▼78.154

上海総合: 3888.111 ▼46.293

英FT: 10650.44 △41.52

独DAX: 25568.56 △207.41

NYダウ: 52573.29 △509.19

日10年債: 2.987 △0.065

豪10年債: 5.3684 △0.1194

英10年債: 5.343 ▼0.031

独10年債: 3.504 △0.003

米2年債: 4.6254 △0.0398

米10年債: 4.9669 △0.0043

NY原油: 100.05 ▼2.43

NY金: 4408.90 △1.60

 

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【情報提供:外為どっとコム】

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人気通貨ペア 本日の予想レンジ

ドル/円: 152.900 ~ 154.300

ユーロ/円: 177.500 ~ 178.900

ポンド/円: 207.000 ~ 208.600

豪ドル/円: 109.600 ~ 110.500

ドル/円の見通し:このところのレンジ中心の動き

11日のドル/円は終値ベースで約0.6%下落。前日の米8月生産者物価指数が予想を上回る伸びだったことで、インフレ加速が警戒されたが、この日発表された米8月消費者物価指数(CPI)は概ね市場予想通りであったため過度な警戒感が後退した。一時、米長期金利が低下すると、ドル/円も153.24円前後まで下落する場面があった。もっとも、NY原油(WTI)先物価格が100ドルを超えていることで、いずれはインフレへ波及するとの見方は根強く、今月15-16日の連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ織り込みは90%弱まで上昇している。FOMCや17-18日に開催される日銀金融政策決定会合を見極めたいとの思惑から、このところのレンジ(152円台後半~154円台前半)での値動きが中心となりそうだ。

注目の経済指標・イベント

09/14 (月)
11:30   (豪) ハンターRBA総裁補講演
18:15   (ユーロ圏) シュナーベルECB専務理事講演
22:00   (ユーロ圏) チポローネECB専務理事講演
24:15 ◎ (ユーロ圏) ラガルドECB総裁講演
 -     G20 エネルギー供給拡大閣僚級会合(~16日)

 
nakamura.jpg 外為どっとコム総合研究所 情報企画部 為替アナリスト
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。