前日欧州時間から本日アジア時間にかけてのドル円相場の動向と、FX個人投資家のポジション変化をまとめました。市場参加者の売買傾向を把握し、今後のFX取引の参考にご活用ください。
※本レポートは外為どっとコムの取引サービス「外貨ネクストネオ」のデータを基に作成しています。
作成日時:2026年9月11日 15:10
9月10日〜9月11日のドル円市況|米CPIの発表を控え、横ばい
9月10日、イエメンの親イラン武装組織フーシ派が、西部の戦略的な港湾都市モカを制圧したほか、サウジアラビアの原油生産量が1990年以来の急減となる見通しとなったことを受けて、原油価格が急騰し、円売り・ドル買いが進み、ドル円は154.666円まで上昇した。ただ、その後は、タカ派的なECB理事会を受けてユーロ高・ドル売りへ傾いたため、ドル円は153.85円付近まで下げた。
9月11日、原油高を受けたドル高・円安の流れが残る中、ドル円は序盤に154.610円まで上昇した。しかし、米国で発表される消費者物価指数を見極めたいとの思惑から、その後は調整的な売りが強まり、ドル円は153.05円付近まで押し戻された。

FX取引金額と個人投資家ポジション動向|過去平均を上回る推移が継続
取引金額は、直近20営業日比では24%上回っており全体として活況とみられるが、前日比では減少(-15.0%)しており、取引は落ち着きつつある。また、建玉は買優勢(61%)だが、売建玉が前日比+5.2%と増加し、売りへの傾斜が見られる。
| ■取引金額 上段:前日比 下段:過去20営業日平均比 |
■売建玉 上段:前日比 下段:比率 |
■買建玉 上段:前日比 下段:比率 |
|---|---|---|
| -15.0% | 5.2% | -1.0% |
| 24.3% | 39% | 61% |
※外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の取引量とポジションの円換算金額
市場シェア上位通貨ペア|メキシコペソやポンドがシェアを拡大
ドル円(USD/JPY)のシェアは87.0%(前日比-0.5%)と、シェアが高い状態が続いている。また、メキシコペソ円(MXN/JPY)は前日比+0.5%の3.2%、ポンド円(GBP/JPY)は前日比+0.4%の1.3%、NZドル円(NZD/JPY)は前日比+0.3%の1.0%とシェアを拡大した。対照的にトルコリラ円(TRY/JPY)は前日比-1.2%と振るわず、6位へ後退した。
| 順位 | 通貨ペア | 市場シェア | 前日比 |
|---|---|---|---|
| 1位 | USD/JPY | 87.0% | -0.5% |
| 2位 | AUD/JPY | 3.3% | -0.2% |
| 3位 | MXN/JPY | 3.2% | 0.5% |
| 4位 | GBP/JPY | 1.3% | 0.4% |
| 5位 | NZD/JPY | 1.0% | 0.3% |
| 6位 | TRY/JPY | 1.0% | -1.2% |
| 7位 | EUR/JPY | 0.9% | 0.4% |
| 8位 | AUD/USD | 0.6% | 0.2% |
| 9位 | EUR/USD | 0.5% | 0.2% |
| 10位 | ZAR/JPY | 0.5% | 0.0% |
※外貨ネクストネオ取り扱い42通貨ペアのうち、上位10通貨ペア
主要通貨ペアのポジション増減|EURロングが増加
ドル円(USD/JPY)における売りポジション(ショート)が前日比+17.7%となり、売り目線の投資家が多くみられた。また、ECB理事会が総じてタカ派的と受け止められた影響もあり、ユーロドル(EUR/USD)の買いポジション(ロング)が前日比+3.3%となった。
| 通貨ペア | 売ポジション(Short) | 買ポジション(Long) |
|---|---|---|
| USD/JPY | 17.7% | -2.6% |
| EUR/JPY | 7.9% | -0.6% |
| EUR/USD | -0.9% | 3.3% |
| GBP/JPY | 0.9% | 1.2% |
| AUD/JPY | -3.0% | 3.8% |
| NZD/JPY | -2.8% | 2.7% |
| ZAR/JPY | -2.4% | -0.1% |
| TRY/JPY | -7.7% | -0.1% |
| CNH/JPY | 2.9% | 1.0% |
| MXN/JPY | 0.1% | -0.5% |
| SGD/JPY | -0.8% | 0.8% |
