追加利上げへの含みが残れば、ユーロには上昇余地がある。依然としてECBは今後の追加利上げには慎重との見方が多いものの、エネルギー価格の上昇によって欧州のインフレ圧力が再び強まっており、今後も政策金利を引き上げるとの観測が浮上している。実際、ドイツ銀行は12月の追加利上げを予想している。
今回の利上げが「最後」と受け止められれば、材料出尽くしからユーロ売りが強まる可能性がある。エネルギー価格上昇はインフレを押し上げる一方、企業や家計の負担を増やして景気を冷やすため、ECBにとっては追加利上げを積極的に示しにくい面もある。
米国では8月米卸売物価指数(PPI)の発表が予定されている。明日に8月米消費者物価指数(CPI)の発表を控える中、PPIは米インフレの先行指標として関心が高い。ジャクソンホールでのウォーシュFRB議長のタカ派寄り発言を受けて利上げ観測が高まっており、本日のPPIと明日のCPIへの注目度が増している。
・想定レンジ上限
ユーロドルは8月25日高値1.1680ドルや8月20・21日高値1.1711ドル。
・想定レンジ下限
ユーロドルは4日安値1.1585ドルや90日移動平均線1.1543ドル。
(金)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
