前日欧州時間から本日アジア時間にかけてのドル円相場の動向と、FX個人投資家のポジション変化をまとめました。市場参加者の売買傾向を把握し、今後のFX取引の参考にご活用ください。
※本レポートは外為どっとコムの取引サービス「外貨ネクストネオ」のデータを基に作成しています。
作成日時:2026年9月8日 15:10
9月7日〜9月8日のドル円市況|ドル円、2月以来の低水準へ
9月7日、先週末からの流れを引き継いで円を買い戻す動きが活発化し、ドル円は東京時間夕方に154.05円まで下落した。その後は米国が祝日で市場参加者が少ない中、154.80円付近まで買い戻される場面もあったが、戻りは鈍かった。
9月8日、これまでの円安ポジションの巻き戻しが継続する中、ドル円は154.00円を割り込むと下げの勢いが加速。ストップロスを巻き込んで、今年2月17日以来の低水準となる152.887円まで下落した。その後は短期的な売られ過ぎ感もあり、153円半ばまで戻した。

FX取引金額と個人投資家ポジション動向|取引は活況、建玉は買いに傾く
取引高は前日比で20.7%減少したものの、20営業日平均を59.2%上回っており、取引は活況と言える。建玉状況は買い建玉が全体の64%を占め、買い優勢の状態となっている。
| ■取引金額 上段:前日比 下段:過去20営業日平均比 |
■売建玉 上段:前日比 下段:比率 |
■買建玉 上段:前日比 下段:比率 |
|---|---|---|
| -20.7% | -2.3% | 0.0% |
| 59.2% | 36% | 64% |
※外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の取引量とポジションの円換算金額
市場シェア上位通貨ペア|ドル円が1位、トルコリラが2位
ドル円(USD/JPY)の市場シェアは前日比で6.5%減少の79.3%となったが、依然としてトップを堅持した。一方、トルコリラ/円(TRY/JPY)は前日比でシェアを7.2%拡大し、8.9%として2位へ浮上した。
| 順位 | 通貨ペア | 市場シェア | 前日比 |
|---|---|---|---|
| 1位 | USD/JPY | 79.3% | -6.5% |
| 2位 | TRY/JPY | 8.9% | 7.2% |
| 3位 | MXN/JPY | 4.1% | 0.1% |
| 4位 | AUD/JPY | 2.7% | -0.6% |
| 5位 | GBP/JPY | 1.5% | 0.2% |
| 6位 | NZD/JPY | 0.9% | 0.2% |
| 7位 | ZAR/JPY | 0.7% | 0.1% |
| 8位 | EUR/JPY | 0.6% | -0.4% |
| 9位 | CHF/JPY | 0.3% | 0.1% |
| 10位 | AUD/USD | 0.3% | -0.1% |
※外貨ネクストネオ取り扱い42通貨ペアのうち、上位10通貨ペア
主要通貨ペアのポジション増減|新興国・資源国通貨の弱気目立つ
ドル円(USD/JPY)・ユーロ円(EUR/JPY)は買ポジション(ロング)がそれぞれ+3.4%、+6.2%となった一方、売ポジション(ショート)はそれぞれ-6.0%、-8.5%となった。外為どっとコムの外貨ネクストネオにおけるポジション比率は、ドル円ロングが74%、ユーロ円ロングが65%まで上昇している。
また、新興国・資源国通貨は全体的にショートが増加しており、投資家の弱気姿勢が強まった。
| 通貨ペア | 売ポジション(Short) | 買ポジション(Long) |
|---|---|---|
| USD/JPY | -6.0% | 3.4% |
| EUR/JPY | -8.5% | 6.2% |
| EUR/USD | -1.4% | 9.0% |
| GBP/JPY | -4.7% | -4.9% |
| AUD/JPY | 0.3% | 0.8% |
| NZD/JPY | 11.0% | -11.8% |
| ZAR/JPY | 13.9% | -0.4% |
| TRY/JPY | 73.9% | -6.3% |
| CNH/JPY | 31.1% | -5.6% |
| MXN/JPY | 2.4% | 1.5% |
| SGD/JPY | -5.3% | -14.5% |
