
ドル円レポート:米雇用統計後の乱高下を経て、本日は米祝日で動意薄の展開へ
ニューヨーク市場:米雇用好結果で急伸後、乱高下経て156円台へ買い戻し
注目の米8月非農業部門雇用者数は前月比16.2万人増と事前予想(5.6万人増)を大幅に上回った。これを受けてFRBの金融引き締め(利上げ)観測が再燃し、米長期金利の上昇とともにドル買いが加速すると、ドル円は一時156.742円まで急伸。
しかし買い一巡後は、三村財務官による「引き続き臨戦態勢」との発言や日銀の追加利上げ観測を背景に円の買い戻しが台頭。さらに、トランプ米大統領によるFRBへの利下げ要求発言なども重なり、一時155.336円まで急反落。
NY時間終盤にかけては、米国のレーバーデー3連休や今週控える米CPI(消費者物価指数)・米PPI(卸売物価指数)の発表を見極めたいとの思惑から下げ渋り、156.284円付近まで買い戻されて取引を終えた。
本日7日のアジア時間:米国休場に伴い、小動き・レンジ相場を想定
ドル円は足元、156円前半で推移。本日は米国・カナダがレーバーデーの祝日で主要市場が休場。米債券・株式市場が動かないため、ドル円も商いが薄く、限定的な値動き(155.50円〜156.50円程度)にとどまる公算が大きい。
黒川健(くろかわ・たける)
米国Capital Market Services LLCニューヨーク本社および上田ハーロー株式会社でカバーディーラー、プロップディーラーを約20年間務める。2021年9月(株)外為どっとコム総合研究所入社後は、テクニカル分析、ファンダメンタル情報を配信している。
