前日欧州時間から本日アジア時間にかけてのドル円相場の動向と、FX個人投資家のポジション変化をまとめました。市場参加者の売買傾向を把握し、今後のFX取引の参考にご活用ください。
※本レポートは外為どっとコムの取引サービス「外貨ネクストネオ」のデータを基に作成しています。
作成日時:2026年9月4日 15:10
9月3日〜9月4日のドル円市況|ドル円、3.5円超の下落
9月3日、日銀の利上げ拡大観測やGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)のポートフォリオ変更への期待感に加え、ウォラーFRB理事が「ディスインフレ傾向が続けば金利の据え置きを支持する」と利上げに慎重な姿勢を示したことから、ドル売り・円買いが優勢となった。ドル円はアジア時間につけた当日高値158.937円から3.5円超下落し、155.285円をつけた。
ただ、7月末の日米協調介入後の8月3日安値155.218円を割り込まなかったため、その後は155円後半で下げ渋った。
9月4日、片山財務相が「ベッセント米財務長官が日本の政策について異議を唱えたことも、それに対し何らかの要求をしたこともない」と述べると、日本の財政健全化への期待が後退し、ドル円は156.446円まで上昇した。

FX取引金額と個人投資家ポジション動向|取引額が大幅拡大
取引額は過去20日平均を213.3%上回った。また、前日からの増減幅も87.9%となった。売建玉が-9.2%となった一方、買建玉は+3.9%となり、全体の建玉比率は売建玉35%/買建玉65%と買い方が大きく増えた。
| ■取引金額 上段:前日比 下段:過去20営業日平均比 |
■売建玉 上段:前日比 下段:比率 |
■買建玉 上段:前日比 下段:比率 |
|---|---|---|
| 87.9% | -9.2% | 3.9% |
| 213.3% | 35% | 65% |
※外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の取引量とポジションの円換算金額
市場シェア上位通貨ペア|トルコリラが10%台へ上昇
ドル円(USD/JPY)はシェア78.2%で主軸を維持した一方、トルコリラ円(TRY/JPY)が前日比+4.7%の10.4%で第2位となった。
| 順位 | 通貨ペア | 市場シェア | 前日比 |
|---|---|---|---|
| 1位 | USD/JPY | 78.2% | -0.6% |
| 2位 | TRY/JPY | 10.4% | 4.7% |
| 3位 | MXN/JPY | 3.8% | -0.6% |
| 4位 | AUD/JPY | 3.1% | -0.3% |
| 5位 | GBP/JPY | 1.2% | -0.1% |
| 6位 | ZAR/JPY | 0.7% | -0.3% |
| 7位 | NZD/JPY | 0.6% | -1.3% |
| 8位 | EUR/JPY | 0.6% | -0.5% |
| 9位 | CHF/JPY | 0.3% | 0.0% |
| 10位 | AUD/USD | 0.3% | -0.3% |
※外貨ネクストネオ取り扱い42通貨ペアのうち、上位10通貨ペア
主要通貨ペアのポジション増減|ショートの解消が進展
主要クロス円でショート(売りポジション)の解消とロング(買いポジション)の増加が、ドル円(USD/JPY)やユーロ円(EUR/JPY)で目立った。ドル円のロングは+8.5%、ユーロ円は+19.1%だった。
| 通貨ペア | 売ポジション(Short) | 買ポジション(Long) |
|---|---|---|
| USD/JPY | -15.8% | 8.5% |
| EUR/JPY | -17.4% | 19.1% |
| EUR/USD | -5.8% | -10.7% |
| GBP/JPY | -9.7% | 9.3% |
| AUD/JPY | -17.5% | 11.4% |
| NZD/JPY | -17.5% | -3.3% |
| ZAR/JPY | -14.3% | -0.4% |
| TRY/JPY | 102.4% | -9.2% |
| CNH/JPY | -17.2% | 6.0% |
| MXN/JPY | -1.1% | 1.7% |
| SGD/JPY | 0.8% | -22.2% |
