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【今日のドル円】昨日の振り返りと今日のドル円相場見通し 2026年9月2日

ドル円レポート:米イラン軍事衝突で米金利急騰!指標悪化を吹き飛ばすドル買い攻勢

ニューヨーク市場:中東情勢緊迫と米金利上昇で160円台へ反発

8月米ISM製造業景況指数や7月米求人件数(JOLTS)が市場予想を下回り、米長期金利の低下とともにドル売り・円買いが優勢となり、ドル円は159.89円付近まで下落した。その後、米軍によるイラン革命防衛隊(IRGC)拠点への攻撃報道を受け、原油先物価格が急伸。インフレ警戒から米10年債利回りが跳ね上がり、「有事のドル買い」と相まってドル円は160円台を回復した。また、ベッセント米財務長官が日銀の植田総裁に対し為替の過剰変動回避を求めたと伝わったものの、足元の日米金利差を意識したドル買い・円売りの流れが下支えとなった。

 

本日2日のアジア時間:日銀高田審議委員の発言と米雇用指標に注目

ドル円は現在、NY時間のドル高・円安の流れを引き継ぎ、160円台前半で推移している。本日は、東京時間に予定される日銀・高田審議委員のあいさつにおける金融政策のスタンス、および夜間の米経済指標が相場の焦点となる。追加利上げに前向きな言及があれば円の買い戻し要因となるが、慎重姿勢にとどまれば金利差を背景としたドル買いが継続しやすい地合いとなる。NY時間には米8月ADP全米雇用統計が発表される。週末の米雇用統計を控える中、労働市場の堅調さが確認されれば、米利下げ観測の後退につながる可能性がある。

kurokawa.jpg 外為どっとコム総合研究所
黒川健(くろかわ・たける)
米国Capital Market Services LLCニューヨーク本社および上田ハーロー株式会社でカバーディーラー、プロップディーラーを約20年間務める。2021年9月(株)外為どっとコム総合研究所入社後は、テクニカル分析、ファンダメンタル情報を配信している。