
ドル円レポート:「日銀は動く」米財務長官の一言でドル円反落!
ニューヨーク市場:地政学リスクに伴うドル買い vs ベッセント米財務長官発言による円買いで小幅反落
米・イラン間の攻撃応酬激化に伴う原油先物高や米長期金利上昇(米10年債利回りが一時4.76%台へ上昇)を背景にドル買いが先行し、一時159.90円近辺まで上昇した。
NY中盤から終盤にかけては、ベッセント米財務長官が「日本政府と日銀は円高につながる措置を講じると確信している」と述べ、日銀の追加利上げ観測が再浮上。月末ロンドン・フィキシングに伴うドル売りフローも重なり、159.58円付近まで下落した。ただし、今週控える米雇用指標を前に全体としては159円台後半の狭いレンジにとどまった。
本日1日のアジア時間:米経済指標と日米要人会談の行方を睨み、159円台での攻防継続
現在、ベッセント米財務長官、日本の財務相、植田日銀総裁の会談中との報道を受けてドル円は様子見ムードとなり、159.70円レベルでの推移となっている。今後の会談内容に注目。円安牽制や共同歩調が示唆されれば、上値を抑える要因となる。また、NY時間に発表される8月米ISM製造業景気指数および7月米JOLTS求人件数も焦点。市場予想から乖離した場合、週後半の雇用統計を見据えたドル相場の明確な方向感形成につながる可能性がある。
黒川健(くろかわ・たける)
米国Capital Market Services LLCニューヨーク本社および上田ハーロー株式会社でカバーディーラー、プロップディーラーを約20年間務める。2021年9月(株)外為どっとコム総合研究所入社後は、テクニカル分析、ファンダメンタル情報を配信している。
