イラン情勢に関しては、先週まではトランプ米政権が軍事攻撃よりも経済制裁に軸足を移しつつあったものの、本日、米軍がイランのララク島にあるロケット発射台2基を攻撃し、イラン革命防衛隊もヨルダンにある米軍基地2カ所を弾道ミサイルで攻撃したことで、軍事衝突への警戒感が高まっている。
軍事衝突が激化した場合は、中東有事のドル買いや原油価格高騰によるドル買い圧力が強まるため、関連ヘッドラインには警戒しておきたい。
8月独消費者物価指数(CPI)速報値(予想:前月比+0.3%/前年同月比+3.0%)では、9月10日の欧州中央銀行(ECB)理事会での利上げの可能性を探ることになる。
先週末のジャクソンホール会合でのウォーシュFRB議長のタカ派発言を受けて、9月15-16日の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ確率が上昇しており、ユーロ売り・ドル買い要因となっている。
また、ベッセント米財務長官は、イランへの経済的圧力を強めることを目的とした新たな二次制裁を毎週発表する見通しを示したことで、制裁内容とイランの対応には注目しておきたい。さらに、本日から開催されるG20財務相・中央銀行総裁会議では、イランとの経済的関係を絶たなければ二次制裁に直面することになるとのメッセージを訴えていくとのことで、こちらも要注目となる。
想定レンジ上限
・ユーロドル:1.1641ドル(日足一目均衡表・転換線)
・ユーロ円:186.02円(8/21高値)
想定レンジ下限
・ユーロドル:1.1506ドル(日足一目均衡表・雲の上限)
・ユーロ円:184.57円(8/20安値)
(山下)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
