
このレポートでは、メキシコペソとアメリカ経済や日本円との為替レートの動き、メキシコペソの見通し、そしてその影響を受ける可能性がある要因について詳しく解説します
執筆:株式会社外為どっとコム総合研究所 シニア為替アナリスト 神田卓也
X(Twitter): https://twitter.com/KandaTakuya
メキシコ中銀は先週26日、四半期インフレ報告書を公表。経済活動は2026年1-3月期に縮小したものの、4-6月期には予想以上に拡大したとして今年の成長率見通しを従来の1.1%から1.5%へと引き上げた。ただし、経済にはまだ余剰能力があり、労働市場はまだ弱いとの認識を示した上で「今後は緩やかな成長を予想している」とした。インフレ見通しについては、総合インフレ率が3%の目標値に達する時期を2027年10-12月期と予測し、従来の7-9月期から後ずれさせた。
中銀はまた、今後の同国経済をめぐるリスク要因として、米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)見直しを巡る不確実性、米国の景気減速(による輸出鈍化)、中東などの地政学的緊張、金融市場の急変、異常気象を列挙した。その上で、金融政策について「現時点では政策金利を6.50%に維持することが適切と判断している」と改めて表明した。
メキシコペソ/円 週足チャート

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神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年から外国為替市場に携わる為替アナリスト。証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社し、ドル/円スポット、資金(デポジット)、金利デリバティブなど国際金融商品の取引仲介業務を担当。2009年7月、外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・金融市場の調査・分析に従事。2011年12月より現職。
30年以上にわたる市場経験をもとに、個人FX投資家向けの相場解説・情報発信を行う。テレビ東京「Newsモーニングサテライト(モーサテ)」への出演をはじめ、NHK、日経CNBC、ストックボイスTV、ニッポン放送など、テレビ・ラジオ・新聞・WEBメディアへの出演・取材・コメント実績多数。

