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FX/為替「ドル/円今日の見通し|協調介入時以来の160円台回復!注目はG20会議」 外為どっとコム トゥデイ 2026年8月31日号

主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時 :2026年8月31日8時30分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 シニア為替アナリスト 神田卓也

目次

▼28日(金)の為替相場
(1):為替介入額が月次で過去最大
(2):FRB議長、利上げに踏み切る可能性を示唆

▼28日(金)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報/ ▼本日の予想レンジ/ ▼ドル/円の見通し:注目はG20会議▼注目の経済指標・イベント

28日(金)の為替相場

期間:28日(金)午前6時10分~29日(土)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):為替介入額が月次で過去最大

本邦財務省は7月30日から8月26日までの介入額が15兆3993億円と、月次ベースで過去最大だったと発表した。この介入に協力して円買い・ユーロ売り介入を行った米財務省のベッセント長官はその後、民主党のウォーレン上院議員による円介入に関する照会に回答した書簡を公開。その中で「日本は米国債の主要な保有国だ」とした上で「円相場が無秩序な動きとなれば、ポジションの強制的な巻き戻しを引き起こす。そうなれば、世界の市場を不安定化させ、最終的には米国の家計や企業の借り入れコストを押し上げる可能性がある」と指摘した。

(2):FRB議長、利上げに踏み切る可能性を示唆

米連邦準備制度理事会(FRB)のウォーシュ議長が米カンザスシティ連銀主催の経済シンポジウム・ジャクソンホール会議で講演。失業率の低さなど、雇用からみた「米国経済は良好だ」と分析した一方で、インフレは「より懸念すべきで、FRBが最も重視する課題だ」と指摘した。7月の個人消費支出物価指数(PCEデフレーター)についても「基調的なトレンドが大きく改善したようには見えなかった」との見解を示した上で、現在の金融環境を「引き締め的と表現するのは難しい」と語った。さらに、「基調インフレ率が(2%の)目標に向かって明確かつ十分な速度で進んでいると確信できなければならない。そうでなければ、我々にはやるべきことがある。それが我々の仕事かつ​使命であり、果たすべき責務だ」と述べて、早期利上げに含みを持たせた。ただ、議長は「今回の発言を「フォワードガイダンスと受け取るべきではない」とも発言した。

28日(金)の株・債券・商品市場

日経平均: 66405.56 △273.58

豪ASX: 9092.288 △54.094

上海総合: 3952.179 ▼4.392

英FT: 10824.26 △31.72

独DAX: 26569.99 △202.75

NYダウ: 53559.99 ▼9.45

日10年債: 2.931 △0.026

豪10年債: 5.0978 △0.0051

英10年債: 5.063 △0.033

独10年債: 2.279 △0.026

米2年債: 4.3434 △0.1114

米10年債: 4.7180 △0.0418

NY原油: 83.40 ▼0.13

NY金: 4529.90 ▼134.10

 

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ドル/円 外為注文情報(FX板情報・オーダー状況)

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【情報提供:外為どっとコム】

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  • ※ 尚、この外為注文情報は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。

 

人気通貨ペア 本日の予想レンジ

ドル/円: 159.500 ~ 160.900

ユーロ/円: 184.700 ~ 186.100

ポンド/円: 215.900 ~ 217.500

豪ドル/円: 114.100 ~ 115.000

ドル/円の見通し:注目はG20会議

28日のドル/円は終値ベースで約0.4%上昇。
米連邦準備制度理事会(FRB)のウォーシュ議長が早期の追加利上げに前向きな姿勢を示したとの見方からドル買いが強まると、ほぼ1か月ぶりに160円台を回復した。なお、米金利市場における9月利上げ(25bp=0.25%ポイント)の織り込みは、ウォーシュ議長の講演前の40%弱から約60%へ急上昇した。ドル/円は、心理的にもチャート的にも重要な節目と見られていた160.00円を上抜けてクローズしたことで、おおむね157~160円だった取引レンジが160~163円へと切り上がった可能性がある。まずは160円台を維持できるかが本日の焦点となりそうだ。8月足の「下ヒゲ陽線」引けはほぼ確定的なだけに、その上に160円台を維持して本日の取引を終えれば、明日以降の9月相場に向けて上値模索の機運が高まることも考えられる。また、ドル/円が奇しくも日米協調介入が行われた7月31日以来の水準に上昇したことで、本日から明日にかけて米ノースカロライナ州で行われるG20財務相・中銀総裁会議にも注目が集まりそうだ。会議期間中には、片山財務相とベッセント米財務長官および植田日銀総裁とベッセント長官の会談が行われる可能性がある。

注目の経済指標・イベント

08/31 (月)
10:30 〇 (中) 8月製造業PMI
10:30 〇 (中) 8月非製造業PMI
21:00 〇 (独) 8月消費者物価指数・速報値
-    ◎ G20財務相・中央銀行総裁会議(~1日)

 
外為どっとコム総合研究所 シニア為替アナリスト 神田卓也
外為どっとコム総合研究所 シニア為替アナリスト
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年から外国為替市場に携わる為替アナリスト。証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社し、ドル/円スポット、資金(デポジット)、金利デリバティブなど国際金融商品の取引仲介業務を担当。2009年7月、外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・金融市場の調査・分析に従事。2011年12月より現職。
30年以上にわたる市場経験をもとに、個人FX投資家向けの相場解説・情報発信を行う。テレビ東京「Newsモーニングサテライト(モーサテ)」への出演をはじめ、NHK、日経CNBC、ストックボイスTV、ニッポン放送など、テレビ・ラジオ・新聞・WEBメディアへの出演・取材・コメント実績多数。