前日欧州時間から本日アジア時間にかけてのドル円相場の動向と、FX個人投資家のポジション変化をまとめました。市場参加者の売買傾向を把握し、今後のFX取引の参考にご活用ください。
※本レポートは外為どっとコムの取引サービス「外貨ネクストネオ」のデータを基に作成しています。
作成日時:2026年8月28日 15:10
8月27日〜8月28日のドル円市況|ドル円、高値もみ合い
8月27日、翌日のジャクソンホール会議でのウォーシュFRB議長の講演を控えたポジション調整のドル売りが優勢となり、ドル円は159.241円まで下落した。ただし、その後は原油価格の上昇に連動して米金利も上昇したため、ドルを買い戻す動きが優勢となり、ドル円は159.40円台まで戻した。
8月28日、東京時間のドル円は限られたレンジの中で底堅い展開でした。参加者が限られる中、流動性低下からドル円は値段が飛ぶ場面は見られたものの、全体的に日銀の前のめりな利上げ期待が高まりにくく、ドル円は159.555円まで上昇した。

FX取引金額と個人投資家ポジション動向|様子見姿勢が継続
市場全体の取引金額は過去20営業日平均を33.1%下回り、参加者が様子見姿勢を強めている。需給面では、全体の建玉比率こそ買いが56%と依然として優勢だが、前日比では「売建玉:0.9%増/ 買建玉:2.1%減」となり、これまで積み上がっていた買いポジションの手仕舞いと、売りポジションを構築する動きが強まった。
| ■取引金額 上段:前日比 下段:過去20営業日平均比 |
■売建玉 上段:前日比 下段:比率 |
■買建玉 上段:前日比 下段:比率 |
|---|---|---|
| -3.8% | 0.9% | -2.1% |
| -33.1% | 44% | 56% |
※外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の取引量とポジションの円換算金額
市場シェア上位通貨ペア|1位から4位までは変わらず
通貨ペア別のシェアでは、米ドル/円(USD/JPY)が全体の78.1%を占めた。以下、豪ドル/円(AUD/JPY)が5.1%、メキシコペソ/円(MXN/JPY)が3.7%、トルコリラ/円(TRY/JPY)が3.0%と続いた。
| 順位 | 通貨ペア | 市場シェア | 前日比 |
|---|---|---|---|
| 1位 | USD/JPY | 78.1% | -0.1% |
| 2位 | AUD/JPY | 5.1% | 0.3% |
| 3位 | MXN/JPY | 3.7% | 0.2% |
| 4位 | TRY/JPY | 3.0% | 0.2% |
| 5位 | GBP/JPY | 1.9% | 0.1% |
| 6位 | ZAR/JPY | 1.6% | 0.0% |
| 7位 | NZD/JPY | 1.5% | -0.4% |
| 8位 | EUR/JPY | 1.4% | -0.1% |
| 9位 | AUD/USD | 1.1% | -0.4% |
| 10位 | EUR/USD | 1.0% | 0.0% |
※外貨ネクストネオ取り扱い42通貨ペアのうち、上位10通貨ペア
主要通貨ペアのポジション増減|豪ドルやNZドルのロングが増加
米ドル/円(USD/JPY)は、売りポジション(ショート)が2.0%増加した一方で、買いポジション(ロング)は2.6%減少した。また、対照的な動きとなったのが豪ドル/円(AUD/JPY)と南アフリカランド/円(ZAR/JPY)である。豪ドル/円は堅調な地合いから利益確定売りが進み、ロングが15.0%減少したのに対し、さえない動きだった南アフリカランド/円は利益確定の買い戻しから、ショートが10.7%減少した。
| 通貨ペア | 売ポジション(Short) | 買ポジション(Long) |
|---|---|---|
| USD/JPY | 2.0% | -2.6% |
| EUR/JPY | 1.4% | 5.0% |
| EUR/USD | -3.5% | -6.4% |
| GBP/JPY | -2.7% | 0.3% |
| AUD/JPY | 5.5% | -15.0% |
| NZD/JPY | -3.9% | -7.3% |
| ZAR/JPY | -10.7% | 2.6% |
| TRY/JPY | -0.3% | 0.3% |
| CNH/JPY | 1.5% | 0.9% |
| MXN/JPY | -2.6% | 0.6% |
| SGD/JPY | 0.3% | -5.9% |
