
ドル円レポート:【ドル円】米利上げ観測再燃で3日続伸!氷見野副総裁の発言と嵐の前の静けさ
ニューヨーク市場:米PCE上振れによるドル高と、ジャクソンホール控えた様子見ムード
NY時間に発表された「7月米個人消費支出(PCE)価格指数」は、前年比で3.7%の上昇となり、市場予想の3.6%を上回った。この結果を受けて米国の根強いインフレ圧力が改めて意識され、米10年債利回りは4.66%台まで上昇。FRBが9月会合で利上げを行う確率が発表前の約36%から40%台へとやや高まったことが全般的なドル買い・円売りにつながり、ドル円は159.442円まで上昇した。
本日27日のアジア時間:米長期金利上昇でドル高継続、本日は日銀要人発言&米雇用指標が焦点に
現在ドル円は、159円前半レベルでの推移となっている。アジア時間では、氷見野日銀副総裁が金融経済懇談会で挨拶および記者会見を行う予定。日銀の金融政策に関するヒントが出るか、円相場への影響が注目される。今回のジャクソンホール会議に植田日銀総裁が欠席するだけに、氷見野副総裁の発言への注目度は高い。本日のドル円は、ビッグイベントであるジャクソンホール会議を前に大きなトレンドは形成しにくいものの、同副総裁の発言や夜の米雇用指標の結果を受けて神経質に上下へ振れる展開が予想される。引き続き、日米の金利動向と要人発言への警戒が必要。
黒川健(くろかわ・たける)
米国Capital Market Services LLCニューヨーク本社および上田ハーロー株式会社でカバーディーラー、プロップディーラーを約20年間務める。2021年9月(株)外為どっとコム総合研究所入社後は、テクニカル分析、ファンダメンタル情報を配信している。
