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豪ドル円見通し|豪7月CPIは予想ほど鈍化せず、114円台へ上昇!115円も視野に 2026年8月26日

豪ドル円は、8月初旬に109円台前半まで急落した後、反発基調を強め、足元では114円台まで上昇しています。

26日に発表された豪7月消費者物価指数(CPI)は前年比3.5%上昇と、市場予想の3.3%上昇を上回りました。前月比も1.0%上昇と予想の0.9%上昇を上回り、トリム平均CPIも前年比3.6%上昇と市場予想を上回りました。

豪州のインフレは6月から鈍化したものの、市場が想定していたほど弱まっていません。RBA(豪州準備銀行)が追加利上げの可能性を残すなか、インフレの根強さが改めて確認された点は、豪ドルの支援材料となりそうです。

⚫️予想レンジ:112.50~115.50円

豪CPIは予想ほど鈍化せず、豪ドル円は114円台に上昇

26日に発表された豪7月CPIは、前月比1.0%上昇、前年同月比3.5%上昇となりました。

市場予想はそれぞれ0.9%上昇、3.3%上昇だったため、いずれも予想を上回る結果です。前年比では6月の3.8%上昇から鈍化したものの、市場が想定していたほどインフレは弱まりませんでした。

豪CPIは予想ほど鈍化せず

さらに、変動の大きい品目の影響を除いたトリム平均CPIは前年比3.6%上昇となり、市場予想の3.5%上昇を上回りました。前月の3.6%上昇から横ばいとなっており、基調的なインフレ圧力が依然として強いことを示しています。

発表を受けて豪ドル買いが強まり、豪ドル円は113.94円前後から一時114.20円付近まで上昇しました。総合CPIは前月から鈍化していますが、今回の結果は「インフレ鈍化」というより、「インフレは予想ほど鈍化していない」と捉える方が適切でしょう。

RBAの追加利上げ観測を支える結果

今回のCPIは、RBAの追加利上げ観測を支える内容となりました。

RBAは8月10~11日の金融政策決定会合で政策金利を4.35%に据え置きましたが、その後公表された議事要旨では、0.25%の利上げについても議論していたことが明らかになっています。

RBAはインフレについて「依然として高すぎる」との認識を示しているほか、豪州経済についても需要が供給力を上回る状態が続いていると判断しています。そのうえで、インフレ率を目標に戻すために必要であれば、利上げを含めた対応を行う姿勢を示しています。

20日に発表された豪7月雇用統計は弱い結果となり、労働市場の減速が意識されました。しかし、今回のCPIではトリム平均CPIが前年比3.6%で高止まりしており、インフレの根強さが改めて確認されました。今後は、労働市場の減速とインフレの高止まりをRBAがどのように評価するかが、追加利上げの時期を予想するうえでポイントとなりそうです。

豪ドル円の中期的な見通しについては、豪州の金融政策やインフレ、中国景気、資源価格などを踏まえて以下の記事で詳しく解説しています。こちらもあわせてご覧ください!

www.gaitame.com

豪ドル円の見通し|114.66円突破なら115円も視野に

豪ドル/円 日足チャート 外為どっとコム「外貨ネクストネオ」

豪ドル円は8月初旬の109.24円前後を底に反発を続け、足元では114円台まで上昇しています。今回の豪CPIが市場予想を上回り、基調的なインフレも高止まりしたことで、RBAの追加利上げ観測が豪ドルを支える可能性があります。

また、豪ドル円はドル円の影響も大きいため、急速な円高には注意が必要です。特にドル円が高値圏で推移するなかでは、日本政府・日銀による為替介入への警戒も豪ドル円の上値を抑える要因となります。

総じて、豪7月CPIは前年比3.5%上昇、トリム平均CPIは3.6%上昇と、ともに市場予想を上回りました。インフレは前月から鈍化したものの、予想ほど弱まっておらず、RBAの追加利上げ観測を支える内容です。

豪ドル円は114円台まで上昇しており、今後は7月高値の114.66円を突破し、115円を試す展開となるかが焦点となりそうです。