
主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。
作成日時 :2026年8月26日8時30分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 為替アナリスト 中村勉
目次
▼25日(火)の為替相場
(1):RBA議事録公表
(2):独IFO企業景況感 1年ぶり高水準
(3):米 中東の外交官再配置の可能性
(4):米消費者信頼感指数 予想を下回る
▼外為注文情報/ ▼本日の予想レンジ/ ▼ドル/円の見通し:一方的なドル買いにはつながりにくい/ ▼注目の経済指標・イベント
25日(火)の為替相場

期間:25日(火)午前6時10分~26日(水)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム
(1):RBA議事録公表
豪中銀(RBA)は今月11日に開いた理事会の議事録を公表。理事会では今年4回目となる利上げの是非について議論した末、最終的に全会一致で金利据え置きを決定したことがわかった。「数人のメンバーはインフレの上振れリスクを踏まえると利上げが必要になる可能性があると判断」した一方、「他のメンバーは、現在の政策金利4.35%がインフレ抑制に効果を発揮しており、経済の動向を見極めるためにある程度の時間を割く余裕があると判断」したとされ、利上げをめぐってやや意見が割れていたことも明らかになった。
(2):独IFO企業景況感 1年ぶり高水準
独8月IFO企業景況感指数は88.8と市場予想(87.2)を上回り1年ぶりの高水準となった。これより前に発表された独4-6月期国内総生産(GDP)・改定値は前期比+0.3%と速報値の+0.2%から上方修正された。
(3):米 中東の外交官再配置の可能性
米紙NYタイムズは「米国はイラン戦争中に避難した中東の大使館に外交官を再配置する準備を進めており、一部の公館は今週早々に配置を再開する可能性がある」と報じた。その後、オマーンとイランは、ホルムズ海峡における安全な航行の再開に向けた枠組み案で合意した。共同声明によると、共同の暫定航路の設置や海峡の機雷除去プロジェクトなどが盛り込まれた。
(4):米消費者信頼感指数 予想を下回る
米8月消費者信頼感指数は89.4と市場予想および前月(いずれも90.2)を下回った。現況指数は4カ月ぶりに改善したが、期待指数が今年1月以来の水準に低下した。
25日(火)の株・債券・商品市場
日経平均: 65856.43 △328.34
豪ASX: 9164.580 △61.507
上海総合: 3889.445 △7.437
英FT: 10886.16 △31.84
独DAX: 26266.14 △159.54
NYダウ: 53577.40 △160.24
日10年債: 2.903 △0.009
豪10年債: 5.0221 △0.0050
英10年債: 4.988 ▼0.069
独10年債: 3.201 ▼0.052
米2年債: 4.1741 ▼0.0575
米10年債: 4.6288 ▼0.0673
NY原油: 82.36 ▼2.65
NY金: 4694.50 ▼3.30
ドル/円 外為注文情報(FX板情報・オーダー状況)

【情報提供:外為どっとコム】
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人気通貨ペア 本日の予想レンジ
ドル/円: 158.600 ~ 159.800
ユーロ/円: 185.200 ~ 186.400
ポンド/円: 216.600 ~ 218.200
豪ドル/円: 113.700 ~ 114.500
ドル/円の見通し:一方的なドル買いにはつながりにくい
昨日のドル/円は約0.1%上昇。アジア時間には159.49円前後まで上昇する場面も見られたが、欧州時間に入り「米国政府は退避させていた中東の主要公館へ、今週中にも外交官を帰任・再派遣させる方向で検討を進めている」と報じられたことで原油先物価格が急落すると、ドルが売られて上げ幅を縮小した。 本日は米連邦準備制度理事会(FRB)が重視するインフレ指標である、米7月個人消費支出物価指数(PCEデフレーター)が発表される。市場予想は前年比+3.6%(前月+3.7%)となっている。ただし、7月はイラン情勢の悪化から原油価格が反発したため、インフレが予想に反して加速していたことも考えられる。この場合はFRBの早期利上げ観測が高まりドル買いで反応することになるだろう。もっとも、市場の関心は28日のジャクソンホール会議でのウォーシュFRB議長講演に向いており、議長の発言内容を見極めたいとの思惑が強い。PCEデフレーターが強い結果となったとしても、一方的なドル買いにはつながりにくいだろう。
注目の経済指標・イベント
08/26 (水)
10:30 〇 (豪) 7月消費者物価指数
19:10 (ユーロ圏) チポローネECB専務理事講演
21:30 ◎ (米) 7月個人所得
21:30 ◎ (米) 7月個人消費支出
21:30 ◎ (米) 7月PCEデフレーター
21:30 ◎ (米) 7月PCEコア・デフレーター
21:30 〇 (米) 7月耐久財受注
21:30 (米) 4-6月期GDP・改定値
21:30 (米) 4-6月期GDP個人消費・改定値
23:30 (米) EIA週間原油在庫統計
24:45 (米) バーキン・リッチモンド連銀総裁講演
26:00 (米) 5年債入札(700億USD)
29:20 〇 (米) エヌビディア第2四半期決算
外為どっとコム総合研究所 情報企画部 為替アナリスト中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。
