東証プライムの売買代金は概算で7兆0100億円。業種別では非鉄金属、保険、証券・商品先物などが上昇した一方、輸送用機器、海運、ゴム製品などが下落した。後場に1:5の株式分割を発表した阿波銀行が大幅上昇。半面、海外募集による新株式発行を発表したACSLが急落した。
東証プライムの騰落銘柄数は値上がり846/値下がり647。AI関連は終わってみれば上昇した銘柄が多く、中でも古河電工やフジクラなど電線株の動きの良さが目立った。イビデン、ソフトバンクG、レゾナックHDが大幅上昇。AI関連以外では、三菱UFJ、東京海上、第一ライフG、野村HDなど金融株に資金が向かった。個別に材料があったところでは、子会社において新たな事業を開始すると発表したフライヤーが急騰した。
一方、AI関連ではアドバンテストやディスコが下落。このところ強く買われていた日本郵船、商船三井、川崎汽船の海運大手3社が、後場に急失速してマイナス圏に沈んだ。ホンダ、日産自動車、横浜ゴムなど自動車関連が全般軟調。SansanやマネーフォワードなどSaaS関連の一角に大きく売られるものが散見された。
日経平均は3日ぶり反発。一時65000円を割り込み900円を超える下落となったものの、押したところでは買いが入った。米国動向から逆風が予想されたAI関連の動きが良かったことは、下値不安を和らげる。あすもエヌビディアの決算発表を前にまだ「待ち」の状態が続くが、きょう下を試した後に切り返したことで売り急ぎは抑制されるだろう。25日線(65631円、25日時点)より上で値を固めることができるかに注目したい。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
