
ドル円レポート:国債バイバックショックから一転、対イラン強硬策でドル買い戻し
ニューヨーク市場:米債券バイバック観測で一時軟化も、対イラン強硬姿勢を背景に159円台を維持して小反発
トランプ政権による財政再建プログラムへの期待感からドル買いが先行し、一時159.285円まで上昇。しかし、ベッセント米財務長官が「財務省一般勘定(TGA)の約1兆ドルを活用し、長期国債の買い戻し(バイバック)を拡大する可能性」を示唆したとの報道を受け、米長期金利の低下とともに158.893円まで下落した。
その後、注目された記者会見でベッセント財務長官が「イランを経済的に孤立させる大規模制裁」を発表。資金洗浄を支援する国をドル決済網から排除(二次制裁)する方針を示したことで、インフレ懸念などから米金利の低下幅が縮小し、ドル円は159.216円まで買い戻された。
本日25日のアジア時間:59円台固めへ——米指標ラッシュと重要イベント前の攻防戦
アジア時間では、対イラン制裁に伴う地政学リスクがドルの下支えとなり、159円台前半で底堅く推移している。もっとも、今週はジャクソンホール会合(FRB議長講演など)やエヌビディア(NVDA)決算といった大型イベントを控えており、市場全般には様子見ムードが広がっている。
