
ドル円レポート:ジャクソンホール会合を前に様子見ムード広がる
ニューヨーク市場:欧州市場での下値模索からNY市場で米金利上昇に伴い買い戻し
米8月総合PMIが好結果となったことや、原油先物の上昇を受けて米長期金利(米10年債利回り)が4.74%台まで上昇。これに伴いドルの買い戻しが優勢となり、159.05円付近まで上昇した。もっとも、今週28日に控えるジャクソンホール会議でのウォーシュFRB議長講演を前に手控えムードも強く、上値は限られた。
本日24日のアジア時間:時間外の米金利低下で上値重く、158円後半で推移
週明けのアジア時間は、時間外取引で米長期金利が低下したことで上値が重くなり、午前10時前後には一時158.71円前後まで下落。その後は方向感に欠ける展開となっている。今週28日に予定されているカンザスシティ連銀主催の経済シンポジウム(ジャクソンホール会議)でのウォーシュFRB議長・基調講演を前に、積極的な持ち高傾斜は手控えられやすい環境にある。目立った米主要経済指標の発表もないことから、ドル円は158円半ばから159円前半を中心とした小動きが予想される。
なお、本日はベッセント米財務長官の会見が予定されており、「対イラン史上最も厳しい制裁」の詳細発表に伴う中東情勢や原油価格への影響に注視したい。さらに、今週公表が予定されている「財政健全化策」に関する言及の有無にも注目が集まる。
黒川健(くろかわ・たける)
米国Capital Market Services LLCニューヨーク本社および上田ハーロー株式会社でカバーディーラー、プロップディーラーを約20年間務める。2021年9月(株)外為どっとコム総合研究所入社後は、テクニカル分析、ファンダメンタル情報を配信している。
