
主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。
作成日時 :2026年8月24日8時30分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 為替アナリスト 中村勉
目次
▼21日(金)の為替相場
(1):日本CPI伸びが加速
(2):ユーロ圏PMI 予想を上回る
(3):英PMI サービス業が上昇
(4):イラン大統領発言
(5):米PMI サービス業が上昇
▼外為注文情報/ ▼本日の予想レンジ/ ▼ドル/円の見通し:200日移動平均線がサポートとして意識/ ▼注目の経済指標・イベント
21日(金)の為替相場

期間:21日(金)午前6時10分~22日(土)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム
(1):日本CPI伸びが加速
日本7月全国消費者物価指数(CPI)は生鮮食品を除いたコアベースで前年比+1.8%と予想通りに前月(+1.6%)から伸びが加速した。生鮮食品とエネルギーを除いたコアコアCPIも+1.9%と予想通りに加速した(前月+1.7%)。
(2):ユーロ圏PMI 予想を上回る
ユーロ圏8月購買担当者景気指数(PMI)・速報値は、製造業が52.8、サービス業が51.7といずれも市場予想(51.8、51.5)を上回った。製造業PMIは2022年5月以来の高水準となった。これより前に発表されたドイツ8月PMI・速報値は製造業が54.1と市場予想(52.1)を上回って上昇した一方、サービス業は48.5と市場予想(50.1)に反して低下し、好不況の分岐点である50.0を5カ月連続で下回った。
(3):英PMI サービス業が上昇
英8月PMI・速報値は製造業が51.5と市場予想通りに前月(51.9)から低下した一方、サービス業は52.8と市場予想(51.8)に反して前月(52.1)から上昇した。これより前に発表された英7月小売売上高は前月比-0.5%と予想に一致。変動の大きい自動車燃料を除いた売上高は-0.9%と市場予想(-0.5%)以上に落ち込んだ。
(4):イラン大統領発言
イランのペゼシュキアン大統領は「われわれに力と尊厳があり、世界全体がわれわれの勝利を認めている今こそ、戦争を終わらせる方がよい」と発言。米国との戦闘継続を主張する強硬派に改めて異議を唱えた。ただ、米国が週明け24日にもイランに対して「史上最も厳しい制裁」を発表する見通しとあって、原油相場の下げは一時的だった。
(5):米PMI サービス業が上昇
米8月PMI・速報値は製造業が53.2と市場予想(53.9)に届かなかった一方、サービス業は56.8と市場予想(54.0)に反して2024年12月以来の水準に上昇した。
21日(金)の株・債券・商品市場
日経平均: 66016.36 ▼200.43
豪ASX: 9058.881 ▼24.873
上海総合: 3905.203 △1.482
英FT: 10816.56 △68.40
独DAX: 26136.56 △153.52
NYダウ: 53277.01 △517.80
日10年債: 2.888 △0.028
豪10年債: 5.0579 △0.0507
英10年債: 5.060 ▼0.007
独10年債: 3.258 ▼0.001
米2年債: 4.2359 △0.0484
米10年債: 4.7339 △0.0298
NY原油: 87.06 △0.23
NY金: 4680.60 △109.20
ドル/円 外為注文情報(FX板情報・オーダー状況)

【情報提供:外為どっとコム】
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人気通貨ペア 本日の予想レンジ
ドル/円: 158.300 ~ 159.500
ユーロ/円: 185.000 ~ 186.200
ポンド/円: 216.100 ~ 217.700
豪ドル/円: 113.500 ~ 114.300
ドル/円の見通し:200日移動平均線がサポートとして意識
21日のドル/円は終値ベースで0.1%未満の小幅安。米長期金利が低下した場面ではドルが売られ、158.35円前後まで下落した。もっとも、200日移動平均線がサポートとして意識されると、米長期金利が上昇に転じる中でドル/円も買い戻された。 市場の注目は今週27~29日に開催されるジャクソンホール経済シンポジウムでのウォーシュ米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演に向いており、様子見ムードが徐々に強まっている。本日も200日移動平均線がサポートとして意識されそうだ。なお、本日はベッセント米財務長官がイランに対する「史上最も厳しい制裁」を発表する予定となっている。イラン側の反発も予想されるため、原油価格や米長期金利の動向に注目したい。
注目の経済指標・イベント
08/24 (月)
27:00 (米) ベッセント財務長官講演
外為どっとコム総合研究所 情報企画部 為替アナリスト中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。
