前日欧州時間から本日アジア時間にかけてのドル円相場の動向と、FX個人投資家のポジション変化をまとめました。市場参加者の売買傾向を把握し、今後のFX取引の参考にご活用ください。
※本レポートは外為どっとコムの取引サービス「外貨ネクストネオ」のデータを基に作成しています。
作成日時:2026年8月20日 15:10
8月19日〜8月20日のドル円市況|ドル円、急落
8月19日、長期国債の流動性支援を目的とした買い入れオペについて、「1回あたりの上限額を20億ドルから少なくとも40億ドルへ拡大する」と表明した。ドル円は米長期金利の低下とともに、158.041円まで下落した。
8月20日のドル円は、前日の下落の反動から158.731円まで戻した。ただ、米金利上昇の背景には米国の財政赤字の急拡大や、ホルムズ海峡の海上輸送(シーレーン)の寸断によるインフレ懸念もあり、金利抑制策の効果が続くかは不明との声も聞かれた。

FX取引金額と個人投資家ポジション動向|取引額は前日の約2.5倍
取引金額は前日比138.6%増加し、過去20営業日平均比でも25.1%増加した。建玉バランスは、買建玉が前日比13.3%増加し全体の61%を占めた一方、売建玉は10.4%減少して39%となった。
| ■取引金額 上段:前日比 下段:過去20営業日平均比 |
■売建玉 上段:前日比 下段:比率 |
■買建玉 上段:前日比 下段:比率 |
|---|---|---|
| 138.6% | -10.4% | 13.3% |
| 25.1% | 39% | 61% |
※外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の取引量とポジションの円換算金額
市場シェア上位通貨ペア|トルコリラ円がシェアを拡大
ドル円(USD/JPY)の取引シェアは前日比1.2%増加の76.6%となり、全体の過半を占める状態が続いている。次いでトルコリラ円(TRY/JPY)が前日比5.8%増加して8.4%となり、2位へ浮上した。一方で、豪ドル円(AUD/JPY)が2.2%減少、メキシコペソ円(MXN/JPY)が1.8%減少するなど、他のクロス円や新興国通貨ペアのシェアは減少した。
| 順位 | 通貨ペア | 市場シェア | 前日比 |
|---|---|---|---|
| 1位 | USD/JPY | 76.6% | 1.2% |
| 2位 | TRY/JPY | 8.4% | 5.8% |
| 3位 | AUD/JPY | 4.2% | -2.2% |
| 4位 | MXN/JPY | 2.4% | -1.8% |
| 5位 | ZAR/JPY | 1.3% | -0.7% |
| 6位 | GBP/JPY | 1.2% | -0.6% |
| 7位 | CHF/TRY | 1.2% | 0.9% |
| 8位 | AUD/USD | 1.0% | -1.1% |
| 9位 | EUR/JPY | 0.9% | -0.4% |
| 10位 | NZD/JPY | 0.8% | -0.6% |
※外貨ネクストネオ取り扱い42通貨ペアのうち、上位10通貨ペア
主要通貨ペアのポジション増減|NZドル円のショートが減少
ドル円(USD/JPY)は売ポジション(ショート)が24.3%減少したのに対し、買ポジション(ロング)は29.0%増加した。また、NZドル円(NZD/JPY)でショートが22.1%減少するなど、クロス円全般で売ポジションの減少が確認された。なお、ユーロドル(EUR/USD)についてはロングが10.3%減少し、ショートが6.8%増加した。
| 通貨ペア | 売ポジション(Short) | 買ポジション(Long) |
|---|---|---|
| USD/JPY | -24.3% | 29.0% |
| EUR/JPY | -4.6% | -4.4% |
| EUR/USD | 6.8% | -10.3% |
| GBP/JPY | -10.5% | 3.5% |
| AUD/JPY | -8.4% | 8.9% |
| NZD/JPY | -22.1% | -3.6% |
| ZAR/JPY | 9.4% | -1.1% |
| TRY/JPY | -1.4% | -0.2% |
| CNH/JPY | -16.9% | -8.9% |
| MXN/JPY | -5.7% | 4.0% |
| SGD/JPY | -0.4% | 1.5% |
