
「フランリラ」とは、スイスフラン/トルコリラ(CHF/TRY)のことです。「スイストルコ」と呼ばれることもあるこの通貨ペアは、低金利通貨のスイスフランと、高金利通貨のトルコリラを組み合わせています。スワップポイントを狙う場合は「売り」から入るのが大きな特徴です。
フランリラはここを押さえる!
- CHF/TRY=スイスフラン/トルコリラ
- 「スイストルコ」と呼ばれることもある
- スワップポイントを狙う場合は「売り」
- 「売り」=スイスフランを売って、トルコリラを買う
- 大きな金利差がスワップポイントの背景
- ただし、スイスフラン高・トルコリラ安になると為替差損が拡大する可能性がある
「フランリラ」と「スイストルコ」は同じCHF/TRY?
「フランリラ」「スイストルコ」は、いずれもスイスフラン/トルコリラ(CHF/TRY)を指す呼び方として使われることがあります。本記事では、トルコリラを活用した運用という点がわかりやすい「フランリラ」と表記します。
なぜ「売り」でスワップポイントを狙うの?
FXの通貨ペアは、左側の通貨と右側の通貨の組み合わせでできています。 CHF/TRYの場合、左がスイスフラン(CHF)、右がトルコリラ(TRY)です。
CHF/TRYを「売る」
= スイスフランを売る
+ トルコリラを買う
スイスフランは低金利通貨、トルコリラは高金利通貨として知られています。 そのためCHF/TRYでは、スイスフランを売ってトルコリラを買う「売り」ポジションを保有することで、 両通貨の金利差を背景としたスワップポイントの受け取りを狙うことができます。
ここは、トルコリラ/円(TRY/JPY)に慣れている方ほど注意したいところです。 TRY/JPYは「買い」でスワップを狙うのに対し、CHF/TRYは「売り」でスワップを狙います。
| 通貨ペア | スワップを狙う基本方向 | 取引のイメージ |
|---|---|---|
| TRY/JPY | 買い | トルコリラを買う/円を売る |
| CHF/TRY | 売り | スイスフランを売る/トルコリラを買う |
フランリラが注目される理由は「大きな金利差」
CHF/TRYの最大の特徴は、低金利のスイスフランと高金利のトルコリラを組み合わせていることです。 この金利差が、売りポジションで受け取るスワップポイントの背景になります。
2026年8月20日時点で、スイスの政策金利は0.00%、トルコの政策金利(1週間物レポ金利)は37%となっており、両国には大きな金利差があります。最新の政策金利は、外為どっとコムの政策金利ページで確認できます。
ただし、「金利差が大きい=必ず利益が出る」わけではありません。 FXの損益にはスワップポイントだけでなく為替差損益も含まれるため、 スイスフラン高やトルコリラ安が進めば、受け取ったスワップポイントを上回る評価損が発生することがあります。
スワップポイントは日々変動します。実際に取引を検討する際は、最新の付与実績を確認しましょう。
レートはどう見ればいい?上昇・下落の意味
CHF/TRYのレートは、「1スイスフランが何トルコリラか」を表します。
- CHF/TRYが上昇:スイスフラン高・トルコリラ安方向 → 売りポジションには逆風
- CHF/TRYが下落:スイスフラン安・トルコリラ高方向 → 売りポジションには追い風
スワップポイント狙いで売りポジションを持つ場合でも、金利差だけを見るのではなく、 CHF/TRYそのものの値動きをあわせて確認することが重要です。
重要:TRY/JPYと同じ「Lot感覚」で考えない
CHF/TRYを取引するときに、もうひとつ注意したいのが取引数量です。
外為どっとコムのFX「外貨ネクストネオ」では、CHF/TRYの1Lotは1,000CHFです。 一方、TRY/JPYの1Lotは1,000TRYです。 つまり、同じ「1Lot」と表示されていても、実際に取引している金額や内包するトルコリラの数量は大きく異なります。
ここは要注意
「トルコリラ/円を10Lot持っているから、CHF/TRYも10Lotくらい」という考え方はできません。 必要保証金や口座全体の余力を確認し、取引数量を決めましょう。
取引通貨単位や必要保証金については、外為どっとコムの取引ルールで最新情報をご確認ください。
フランリラの主なメリットと注意点
| 注目ポイント | 注意したいポイント |
|---|---|
| ・スイスとトルコの金利差を活用できる ・円を介さずトルコリラへの投資ができる ・TRY/JPYとは異なる値動き・運用方法を選べる |
・スイスフラン高/トルコリラ安で評価損が拡大する可能性 ・スワップポイントは日々変動する ・TRY/JPYとは1Lotあたりの取引規模が異なる ・高金利通貨であるトルコリラは相場変動が大きくなることがある |
実際に取引するときは「CHF/TRY・売り」を確認
スワップポイントの受け取りを狙ってCHF/TRYを取引する場合は、注文前に次の2点を確認しましょう。
- 通貨ペアが「CHF/TRY(スイスフラン/トルコリラ)」になっている
- 売買区分が「売」になっている
CHF/TRYは対円通貨ペアではないため、最初は売買方向を直感的に判断しにくいかもしれません。 不安な場合は、デモ口座で注文方法を確認してから取引する方法もあります。
もっと詳しく知りたい方へ
フランリラの仕組みを理解したら、運用の考え方やトルコリラ/円との違いも確認してみましょう。
- 『スイスフラン/トルコリラ』と『トルコリラ/円』は似て非なるもの
- なぜスワップ狙いは「スイスフラン売り」に行き着くのか?
- トルコリラ投資の新戦略、「スイスフラン/トルコリラ(CHF/TRY)」通貨ペアでリスク分散
まとめ:フランリラは「低金利のスイスを売って、高金利のトルコを買う」
スイスフラン/トルコリラ(CHF/TRY)は、低金利のスイスフランと高金利のトルコリラを組み合わせた通貨ペアです。 スワップポイントを狙う場合は、CHF/TRYを「売る」=スイスフランを売ってトルコリラを買うことになります。
一方で、スワップポイントだけで利益が決まるわけではありません。 CHF/TRYのレート上昇による為替差損や、TRY/JPYとは異なる取引数量にも注意が必要です。 まずは最新レート、スワップポイント、必要保証金を確認し、口座全体の余力を考えながら取引数量を検討しましょう。
※スワップポイントは日々変動し、受け取り・支払いの金額や方向が変わる場合があります。
※FXには為替変動等により損失が生じるリスクがあります。取引にあたっては、契約締結前交付書面等を十分にご確認ください。
