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ドル円午前の為替予想、米債買い戻し倍増の影響見定めへ 2026/8/20

午前の為替予想は… 米債買い戻し倍増の影響見定めへ

作成日時 :2026年8月20日7時30分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 シニア為替アナリスト 神田 卓也

ドル円予想レンジ

157.100-158.900円

前日の振り返りとドル円予想

昨日のドル/円は終値ベースで約0.9%下落。米財務省が長期国債の買い入れ消却(バイバック)の上限を少なくとも2倍に引き上げると発表したことで、長めの米国債利回りが急低下するとともにドルが急落した。本日早朝には、先週10日以来の158.03円前後までドル安・円高に振れる場面もあった。米財務省によるバイバックについては、取引量が減少した古い米国債を買い入れることで国債市場全体の流動性を支えるのが本来の目的だが、今回の増額はこのところ上昇が鮮明だった超長期金利の押し下げを狙ったものと見られる。もっとも、バイバックの増額はあくまでも「対症療法」であり、これまで米債利回りを押し上げてきたイラン戦争に伴うエネルギー価格の上昇や財政拡張をめぐる不透明感などの改善につながる「原因療法」ではない。その意味では、為替介入と同様に時間稼ぎの措置に過ぎないとも言えるだろう。ドル/円は当面、上値の重い展開が予想されるが、157円台に差し込んで下値を探る動きとなるかは、米債利回りの低下が続くかどうか次第であろう。米債利回りへの影響という観点からは、イラン情勢を睨んだ原油価格の動向にも注目だ。

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外為どっとコム総合研究所 シニア為替アナリスト 神田卓也
外為どっとコム総合研究所 シニア為替アナリスト
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年から外国為替市場に携わる為替アナリスト。証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社し、ドル/円スポット、資金(デポジット)、金利デリバティブなど国際金融商品の取引仲介業務を担当。2009年7月、外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・金融市場の調査・分析に従事。2011年12月より現職。
30年以上にわたる市場経験をもとに、個人FX投資家向けの相場解説・情報発信を行う。テレビ東京「Newsモーニングサテライト(モーサテ)」への出演をはじめ、NHK、日経CNBC、ストックボイスTV、ニッポン放送など、テレビ・ラジオ・新聞・WEBメディアへの出演・取材・コメント実績多数。