東証プライムの売買代金は概算で10兆1100億円。業種別ではプラスは医薬品と海運の2業種のみで、不動産が小幅な下落。半面、非鉄金属、ガラス・土石、機械などが大幅に下落した。日経平均の連日の4桁下落で物色は保守的に傾き、武田薬品やエーザイなど薬品株が逆行高。半面、AI関連に厳しい地合いとなる中、ソフトバンクグループが10.3%安と2桁の下落率となった。
東証プライムの騰落銘柄数は値上がり362/値下がり1155。AI関連が弱い裏返しでソフトウェア、SaaS関連の動きが良く、NEC、フリー、マネーフォワードなどが上昇。足元で騰勢を強めている弁護士ドットコムが一時ストップ高となるなど値を飛ばした。カプコンやコナミGなどゲーム株の一角が上昇。松屋やJフロントなど百貨店株の動きが良かった。
一方、AI関連が軒並み弱く、ソフトバンクGのほか、キオクシアHDや古河電工が2桁の下落率。電線株はフジクラや住友電工も大きめの下落となった。レーザーテックやディスコなど半導体株が大幅安。アドバンテストはプラス転換する場面もあったが、引けでは2%を超える下落となった。AI関連が弱い際に受け皿となることも多い三菱UFJ、三井住友、みずほFGなど銀行株もきょうは大幅安。決算が失望を誘ったパンパシHDが急落した。
日経平均は大幅続落。きのうときょうの2日間で7月のような弱気相場に引き戻されたような雰囲気もある。AI関連の弱さが目立ったが、きょうはAI関連以外も総じてさえなかった。決算発表が一巡して材料難となる中、地合いが悪化するのであれば買いを急ぐ理由もない。テクニカル面では、きょうの下げ(終値:65326円)で75日線(66062円、19日時点、以下同じ)や25日線(65785円)を下回った。高値更新基調が続いていたTOPIX(終値:4012p)も25日線(4047p)を下回っている。あすも下げ止まらないようだと、投げ売りが出やすくなると思われる。連日の下げを主導したAI関連が挽回して切り返す展開に期待したい。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
