
主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。
作成日時 :2026年8月19日8時10分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 為替アナリスト 中村勉
目次
▼18日(火)の為替相場
(1):英平均賃金上昇
(2):独ZEW景気期待指数 予想を上回る
(3):米住宅着工件数 予想を下回る
(4):米大統領「協議や対話は行われていない」
▼外為注文情報/ ▼本日の予想レンジ/ ▼ドル/円の見通し:じりじりと円安が進む展開/ ▼注目の経済指標・イベント
18日(火)の為替相場

期間:18日(火)午前6時10分~19日(水)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム
(1):英平均賃金上昇
英4-6月失業率(国際労働機関=ILO基準)は4.9%と市場予想(4.8%)を上回り、3-5月から横ばいだった。同週平均賃金(除く賞与)は前年比+3.5%と市場予想および3-5月(+3.4%)を上回る伸びとなった。同時に発表された英7月失業率は4.3%、同失業保険申請件数は1.3万件減だった(6月4.4%、1.3万件減)。
(2):独ZEW景気期待指数 予想を上回る
独8月ZEW景気期待指数は34.2と市場予想(30.0)を上回り前月(26.3)から上昇した。ZEW(欧州経済研究センター)所長は「良好な四半期決算と足元の輸出好調を受け、期待指数の上昇基調が8月に一段と定着した」と指摘した。
(3):米住宅着工件数 予想を下回る
米7月住宅着工件数は年率換算で123.9万件と市場予想(134.5万件)を下回り、6月(141.5万件)から減少した。その後に発表された米7月鉱工業生産は前月比+0.2%と市場予想(+0.3%)に届かなかった。同設備稼働率は76.3%で、市場予想通りに前月(76.2%)から上昇した。
(4):米大統領「協議や対話は行われていない」
トランプ米大統領はイランとの戦闘終結に向けた60日間の交渉期限が過ぎたことを受け、「イランと現在、協議や対話は行われておらず、予定も一切ない」とSNSに投稿。その上で、イランの港湾に出入りする船舶への封鎖措置は「引き続き、完全に行われている」として、圧力をかけ続ける考えを示した。
18日(火)の株・債券・商品市場
日経平均: 67460.73 ▼1,759.52
豪ASX: 9070.035 ▼3.140
上海総合: 3990.304 △7.650
英FT: 10728.04 △7.74
独DAX: 26128.36 ▼210.25
NYダウ: 53343.40 ▼116.38
日10年債: 2.960 △0.039
豪10年債: 5.0974 △0.0546
英10年債: 5.080 △0.020
独10年債: 3.259 △0.038
米2年債: 4.1709 ▼0.0044
米10年債: 4.7041 ▼0.0178
NY原油: 84.94 △0.44
NY金: 4420.60 ▼53.10
ドル/円 外為注文情報(FX板情報・オーダー状況)

【情報提供:外為どっとコム】
- ※ 「外為注文情報」とは、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況を確認できるツールのことを指します。
- ※ 尚、この外為注文情報は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。
人気通貨ペア 本日の予想レンジ
ドル/円: 158.800 ~ 160.200
ユーロ/円: 184.000 ~ 185.400
ポンド/円: 215.200 ~ 216.800
豪ドル/円: 112.600 ~ 113.500
ドル/円の見通し:じりじりと円安が進む展開
昨日のドル/円は終値ベースで約0.1%上昇。中東情勢の先行き不透明感などから円売りが先行し、アジア時間には一時159.78円前後まで上昇して日米協調円買い介入が行われた先月31日以来の高値を付けた。その後、NY時間に発表された米国の経済指標が予想を下回ったことでドル/円は上げ幅を縮小した。 トランプ米大統領は昨日も「イランとの協議や対話は行われておらず、予定もない」と自身のSNSに投稿しており、米国とイランの緊張が緩和する兆しは見えない。そうした中で、本日も原油価格は高止まりする公算が大きく、ドル/円の下値を支える要因となろう。もっとも、米国では長引くイラン紛争による原油高・インフレ・政府支出増加の可能性が重なったことで、財政悪化への懸念がくすぶっている。そのため、積極的なドル買いが控えられることで、上値も限定的になると考えられる。ドル/円は節目となる160円を意識しながら、じりじりと円安が進む展開となりそうだ。
注目の経済指標・イベント
08/19 (水)
10:30 (豪) 4-6月期賃金指数
11:45 (豪) ハウザーRBA副総裁講演
15:00 (英) 7月消費者物価指数
16:10 ◎ (ユーロ圏) ラガルドECB総裁講演
23:30 (米) EIA週間原油在庫統計
26:00 (米) 20年債入札(160億USD)
27:00 〇 (米) FOMC議事録
08/20 (木)
08:50 (日) 7月貿易収支
外為どっとコム総合研究所 情報企画部 為替アナリスト中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。
