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FX/為替「ドル/円今日の見通し|FRBの利上げ観測後退もドルの底堅さは継続 159円台前半で次の材料待ち」 外為どっとコム トゥデイ 2026年8月17日号

主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時 :2026年8月17日8時30分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 為替アナリスト 中村勉

目次

▼14日(金)の為替相場
(1):日銀利上げ観測報道
(2):米小売売上高 予想外の落ち込み
(3):ミシガン大消費者態度指数 3カ月ぶりに低下
(4):米大統領「われわれは極めて良い仕事をしている」

▼14日(金)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報/ ▼本日の予想レンジ/ ▼ドル/円の見通し:159円台前半を中心に次の材料を模索/ ▼注目の経済指標・イベント

14日(金)の為替相場

期間:14日(金)午前6時10分~15日(土)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):日銀利上げ観測報道

ロイターは、「日銀が早ければ9月17、18日の金融政策決定会合で1.25%への利上げを想定していることが複数の関係者への取材で分かった」「上振れ含みの物価動向に対処し、利上げペースの前倒しも視野に入れる」などと報じた。

(2):米小売売上高 予想外の落ち込み

米7月小売売上高は前月比-0.6%と市場予想(+0.1%)を大幅に下回り、予想外の落ち込みとなった。変動の大きい自動車を除いた売上高も前月比-0.3%と予想(+0.2%)に反して減少した。自動車燃料価格の低下によりガソリンスタンドの売り上げが減少したことや、Amazonの大型セール「プライムデー」が6月末に前倒しされたことが影響したとみられる。国内総生産(GDP)の算出に用いられるコア売上高(自動車、ガソリン、建設資材、食品サービスを除く)は前月比-0.4%だった。

(3):ミシガン大消費者態度指数 3カ月ぶりに低下

米8月ミシガン大消費者信頼感指数・速報値は51.0と市場予想(55.0)を下回り3か月ぶりに低下。一方、消費者の1年先期待インフレ率は4.3%と市場予想および前月(4.2%)を上回った。5-10年期待インフレ率は3.3%で、予想通りに前月から横ばいだった。

(4):米大統領「われわれは極めて良い仕事をしている」

米国のトランプ大統領は演説で「イランを打ち負かした後、近いうちにホルムズ海峡を米国の領土と宣言する」と発言。また、ガソリン価格の上昇に不満を持つ米国民に対し「ガソリン代をほんの少し余計に支払わなければならなくなったとしても、それはきわめて邪悪な国が核兵器を保有できないようにするための代償だと認識すべきだ」と述べ、その上で「われわれが行っていることは米国だけでなく世界に対する大きな貢献だ。われわれは極めて良い仕事をしている」と強調した。

14日(金)の株・債券・商品市場

日経平均: 68713.80 △405.21

豪ASX: 9115.215 ▼73.279

上海総合: 3927.177 △0.212

英FT: 10750.11 ▼22.56

独DAX: 26440.31 △140.57

NYダウ: 53732.41 ▼107.58

日10年債: 2.892 △0.007

豪10年債: 5.0065 △0.0158

英10年債: 5.037 △0.084

独10年債: 3.204 △0.073

米2年債: 4.1691 △0.0267

米10年債: 4.6922 △0.0495

NY原油: 82.40 △1.15

NY金: 4437.30 △16.90

 

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ドル/円 外為注文情報(FX板情報・オーダー状況)

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【情報提供:外為どっとコム】

  • ※ 「外為注文情報」とは、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況を確認できるツールのことを指します。
  • ※ 尚、この外為注文情報は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。

 

人気通貨ペア 本日の予想レンジ

ドル/円: 158.600 ~ 160.000

ユーロ/円: 183.600 ~ 185.000

ポンド/円: 214.900 ~ 216.700

豪ドル/円: 112.400 ~ 113.300

ドル/円の見通し:159円台前半を中心に次の材料を模索

14日のドル/円は終値ベースでは約0.1%下落。米7月小売売上高が市場予想に反して前月から減少していたことで、ドル売りが強まると、一時158.60円前後まで下落した。もっとも、イラン情勢の先行き不透明感を背景に基軸通貨であるドルが買い戻されたことで159円台前半へと下げ幅を縮小した。 先週発表された米経済指標は連邦準備制度理事会(FRB)の早期利上げを肯定する結果とはならず、むしろ年内利上げ観測は徐々に後退している。もっとも、イラン外務省が「米国が敗北を認めるまでホルムズ海峡は閉鎖されたままとなる」との見解を示すなど、イラン情勢の先行き不透明感が引き続きドル/円の下値を支える要因となっている。本日はFRBの利上げ観測に大きな影響を及ぼすような米経済指標の発表はないことから、イラン情勢を睨みつつ159円台前半を中心に次の材料を模索する展開となりそうだ。

注目の経済指標・イベント

08/17 (月)
16:00 〇 (中) 7月小売売上高
16:00   (中) 7月鉱工業生産
18:30   (ユーロ圏) レーンECB専務理事講演
21:30   (米) 8月ニューヨーク連銀製造業景気指数

 
nakamura.jpg 外為どっとコム総合研究所 情報企画部 為替アナリスト
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。