前日欧州時間から本日アジア時間にかけてのドル円相場の動向と、FX個人投資家のポジション変化をまとめました。市場参加者の売買傾向を把握し、今後のFX取引の参考にご活用ください。
※本レポートは外為どっとコムの取引サービス「外貨ネクストネオ」のデータを基に作成しています。
作成日時:2026年8月13日 15:10
8月12日〜8月13日のドル円市況|政府の利上げ容認姿勢で円が強含む場面も
8月12日、イランが停戦延長で合意とのニュースを受けてドル円は、原油価格の下落も手伝って158.564円まで下落した。しかし、イラン側から同報道が否定されると、ホルムズ海峡の緊迫化を懸念してドル円は159円台前半へ反発した。
その後、しばらく159.00円付近でもみ合い、米FRBの9月利上げ期待を高める内容にはならなかった米消費者物価指数を受けて、ドル円は158.65円付近まで反落した。とはいえ、底堅く推移した原油価格や米長期債利回りを受けて、ドル円は159.543円まで上昇した。
8月13日、ドル円は調整売りに押されて159.25円付近まで下げた後、159.483円まで戻した。しかし、日本政府が日銀による10月までの利上げを容認する姿勢と報じられたことで、ドル円は159.173円まで下落した。もっとも、すでに9月利上げを8割近くまで市場は織り込んでいるため、反応は限定された。

FX取引金額と個人投資家ポジション動向|取引額は平均近くに戻すも取引は低調
取引金額は前日比で66.8%増となったものの、過去20営業日平均比を1.5%下回るなど、前日が極端に閑散としていた反動によるところが大きい。
取引のバランスは売りが前日比2.1%減少したのに対し、買いは1.1%増加とやや買い方が優勢だった。
| ■取引金額 上段:前日比 下段:過去20営業日平均比 |
■売建玉 上段:前日比 下段:比率 |
■買建玉 上段:前日比 下段:比率 |
|---|---|---|
| 66.8% | -2.1% | 1.1% |
| -1.5% | 42% | 58% |
※外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の取引量とポジションの円換算金額
市場シェア上位通貨ペア|ドル円の一極集中が進む
ドル円(USD/JPY)の市場シェアは前日比8.1%増の81.1%となり、一極集中が進んだ。
メキシコペソ円(MXN/JPY)が2位で4.5%となったが、前日比では-1.4%と、ドル円のシェア拡大に他通貨ペアが押される格好となった。
| 順位 | 通貨ペア | 市場シェア | 前日比 |
|---|---|---|---|
| 1位 | USD/JPY | 81.1% | 8.1% |
| 2位 | MXN/JPY | 4.5% | -1.4% |
| 3位 | AUD/JPY | 4.3% | -4.6% |
| 4位 | TRY/JPY | 2.6% | 0.1% |
| 5位 | GBP/JPY | 1.4% | -0.6% |
| 6位 | EUR/JPY | 1.3% | 0.0% |
| 7位 | NZD/JPY | 1.3% | 0.2% |
| 8位 | ZAR/JPY | 1.0% | -0.9% |
| 9位 | EUR/USD | 0.7% | -0.2% |
| 10位 | AUD/USD | 0.6% | -0.6% |
※外貨ネクストネオ取り扱い42通貨ペアのうち、上位10通貨ペア
主要通貨ペアのポジション増減|主要対円通貨ペアでショートが縮小
主要な対円(JPY)通貨ペアでは、売りポジション(ショート)の解消が進んだ一方で、新たに買いポジション(ロング)を構築する動きが散見された。
また、ユーロドル(EUR/USD)はショートもロングも減少しており、個人投資家は方向性を絞り込めなかった様子だ。
| 通貨ペア | 売ポジション(Short) | 買ポジション(Long) |
|---|---|---|
| USD/JPY | -4.5% | 1.3% |
| EUR/JPY | -0.7% | 4.5% |
| EUR/USD | -5.5% | -6.6% |
| GBP/JPY | -8.3% | 3.3% |
| AUD/JPY | 0.3% | -1.5% |
| NZD/JPY | -2.5% | 6.9% |
| ZAR/JPY | 8.3% | -3.2% |
| TRY/JPY | 4.0% | 1.1% |
| CNH/JPY | 14.3% | -8.9% |
| MXN/JPY | 3.3% | 0.3% |
| SGD/JPY | 2.2% | 0.1% |
