東証プライムの売買代金は概算で9兆1900億円。業種別ではサービス、精密機器、非鉄金属などが上昇した一方、石油・石炭、保険、不動産などが下落した。上方修正を発表した住友金属鉱山が後場急騰。半面、三菱ガス化学は、上方修正や1Qの大幅増益が好感されず2桁の下落率となった。
東証プライムの騰落銘柄数は値上がり916/値下がり603。アドバンテスト、レーザーテック、ディスコなど半導体株の多くが大幅上昇。米国で光ファイバー大手のコーニングが大幅高となったことを追い風に、フジクラが買いを集めた。任天堂、コナミG、スクエニHDなどゲーム株が全般堅調。決算を材料に市光工業やシスメックスが急騰し、セイコーGや平田機工がストップ高となった。
一方、ソフトバンクGや太陽誘電などAI関連の一角が軟調。雇用統計を受けて米国の長期金利が低下したことから、三菱UFJやみずほFGなど銀行株が売りに押された。三井不動産、三菱地所など不動産株や、鹿島建設、大成建設など建設株がセクターとして弱かった。サイバーエージェントや三井金属が決算を受けて急落した。
日経平均は4桁の上昇。先週は66000円近辺まで水準を切り上げると上値が重くなったが、今週は週明けから66000円を大きく上回ってきた。25日線(65857円、10日時点)も大きく上回っており、この先は25日線が抵抗ではなくサポートになる展開に期待したいところだ。米国株も7月雇用統計が買い材料となったことから、7月の消費者物価指数や生産者物価指数を消化して9月利上げが見送られるとの見方が一段と強まってくるようなら、株式に資金が入りやすくなると思われる。米国では8月に入ってダウ平均とS&P500が史上最高値を更新しており、TOPIXは本日、史上最高値を上回る場面があった。この先は、ナスダックと日経平均に出遅れ修正の動きが見られるかどうかが注目される。
(山下)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
