
メキシコペソや豪ドルなど投資家にとって魅力的な通貨の最新状況について、これまでの動向や注目ポイントについて解説します。
作成日時 :2026年8月7日15時30分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 シニア為替アナリスト 神田卓也
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豪ドル/円(4時間足)
※レポート内の為替レート・チャートは外為どっとコム「外貨ネクストネオ」を参照
先週の豪ドル/円は200日移動平均線で下げ渋り反発
週初3日に109.24円前後へと急落するなど、前週後半から続く一連の円買い介入と見られる動きで豪ドル売り・円買いが先行。しかし、その後は介入が一巡したとの見方が広がる中で反発しました。110円台を回復して3日の取引を終えると、翌4日には111円台も回復。NYダウ平均株価が連日で最高値を更新する中、109円台前半を通る200日移動平均線にしっかりサポートされて反発した格好です。6日にはドル/円が158円台を回復して上昇した動きにつれて111.49円前後まで上昇。中東の地政学リスクが再燃したことで豪ドル/米ドルが反落したためやや伸び悩みましたが、7日にかけても底堅い展開が続いています。なお、7日の14時30分時点では111.25-30円付近で取引されています。
今週の豪ドル/円の注目ポイントは政策金利
今週11日、豪中銀(RBA)が政策金利を発表します。市場では政策金利を4.35%に据え置くことがほぼ確実視されています。したがって、豪ドル/円相場の焦点は金融政策そのものよりも、RBAが追加利上げに向けたタカ派姿勢を維持するかどうかになるでしょう。RBAのブロック総裁は先月28日の講演で、金利の上昇を背景に住宅市場の調整ペースが速いことへの警戒感を示しつつも、インフレを抑制するために必要であれば利上げを行なうとの見解を示しました。その考えに大きな変化はないと見られ、RBAは今回もタカ派スタンスを維持する公算です。前回の声明で表明した「必要に応じて政策金利をさらに引き上げることを含め、その目標達成のために必要と判断されるあらゆる措置を講じる」との一文が今回も踏襲されるようなら、年内の追加利上げ期待は維持されるでしょう。予想に反して利上げ打ち止め観測が広がらない限り、豪ドル/円は底堅い相場展開が続きそうです。
来週の豪ドル/円の見通し
予想レンジ
109.750円-113.000円
基調
底堅い
今週の注目ポイント
☆8/11 RBA政策金利
・主要国株価、国際商品価格
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年から外国為替市場に携わる為替アナリスト。証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社し、ドル/円スポット、資金(デポジット)、金利デリバティブなど国際金融商品の取引仲介業務を担当。2009年7月、外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・金融市場の調査・分析に従事。2011年12月より現職。
30年以上にわたる市場経験をもとに、個人FX投資家向けの相場解説・情報発信を行う。テレビ東京「Newsモーニングサテライト(モーサテ)」への出演をはじめ、NHK、日経CNBC、ストックボイスTV、ニッポン放送など、テレビ・ラジオ・新聞・WEBメディアへの出演・取材・コメント実績多数。
