
ドル円レポート:ホルムズ海峡通航懸念、イラン情勢の再緊迫化で有事のドル買い展開
ニューヨーク市場:ホルムズ海峡の通航を巡る懸念から原油価格上昇&米国債利回り上昇
昨日はドルが円やユーロなど主要通貨に対し上昇する展開となり、ドル円は再び158円台に乗せ一時158.557円まで上昇。主な要因はイランのホルムズ海峡の管理を巡るオマーンとの合意案で米国およびイスラエル船舶の通航を禁止すると共に、敵対国に対して同海峡の利用を認める前に賠償を求める構えとのイランメディアによる報道が伝わり、中東情勢が再び緊迫化したこと。米政権当局者が示していた楽観的な見方に反した展開となったことで、再び原油価格が反発し米長期金利が上昇したことから有事のドル買いが強まった模様。
本日7日のアジア時間:中東情勢の再緊迫化でドル買い優勢も米雇用統計を控えた展開
本日アジア時間、ホルムズ海峡の管理を巡る問題で中東情勢への警戒感が再燃したことからドル高の動きを見せており158円台半ばでの展開となっている。また、週末仲値に向けたドル買いも入っていた模様で買いが一巡すると売り戻しが優勢となり、158.569円を高値に158.210円まで下押しする場面も見られた。ただ、市場では本日発表される7月の米雇用統計にも注目が集まっており、この後の為替相場は発表までは様子見の展開が予想される。また、米雇用統計が予想を上回る強い内容なら、投機筋によるドル買い、円売りポジションの積み増しが再び進むとの声も聴かれていることから、今夜発表の米雇用統計には注目したい。
黒川健(くろかわ・たける)
米国Capital Market Services LLCニューヨーク本社および上田ハーロー株式会社でカバーディーラー、プロップディーラーを約20年間務める。2021年9月(株)外為どっとコム総合研究所入社後は、テクニカル分析、ファンダメンタル情報を配信している。
