
主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。
作成日時 :2026年8月7日8時10分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 為替アナリスト 中村勉
目次
▼6日(木)の為替相場
(1):豪貿易収支 予想に反して黒字
(2):米新規失業保険申請件数 予想を下回る
(3):中東情勢が再び緊迫化
▼外為注文情報/ ▼本日の予想レンジ/ ▼ドル/円の見通し:続伸すれば神経質な値動き/ ▼注目の経済指標・イベント
6日(木)の為替相場

期間:6日(木)午前6時10分~7日(金)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム
(1):豪貿易収支 予想に反して黒字
豪6月貿易収支は19.29億豪ドルの黒字だった。金や鉄鉱石の輸出が急回復したことなどから市場予想(10.80億豪ドルの赤字)に反する黒字転換となった。
(2):米新規失業保険申請件数 予想を下回る
米新規失業保険申請件数は19.9万件と市場予想(20.5万件)より少なく、3週連続で20.0万件を下回った。これによって4週平均の申請件数も19.9万件となり、2022年9月以来の水準に減少した。これより前に発表された米7月チャレンジャー人員削減数は3.34万人と前月(4.58万人)から約27%減少した。
(3):中東情勢が再び緊迫化
イランメディアは「イランはホルムズ海峡の管理をめぐるオマーンとの合意案で、米国およびイスラエル船舶の通航を禁止するとともに、敵対国に対して同海峡の利用を認める前に賠償を求める構えだ」と伝えた。トランプ米大統領ら米政権当局者が示していた楽観的な見方に反して中東情勢が再び緊迫化する中、原油価格が反発。米長期金利も上昇した。
6日(木)の株・債券・商品市場
日経平均: 65683.26 ▼617.18
豪ASX: 9271.610 △43.778
上海総合: 3900.352 △21.922
英FT: 10867.89 ▼20.41
独DAX: 26140.13 △13.83
NYダウ: 53885.10 ▼464.02
日10年債: 2.788 ▼0.041
豪10年債: 4.9224 △0.0154
英10年債: 4.938 △0.048
独10年債: 3.140 △0.029
米2年債: 4.2454 △0.0642
米10年債: 4.6778 △0.0651
NY原油: 77.29 △2.07
NY金: 4299.60 ▼5.60
ドル/円 外為注文情報(FX板情報・オーダー状況)

【情報提供:外為どっとコム】
- ※ 「外為注文情報」とは、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況を確認できるツールのことを指します。
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人気通貨ペア 本日の予想レンジ
ドル/円: 157.400 ~ 159.200
ユーロ/円: 181.600 ~ 183.400
ポンド/円: 211.800 ~ 214.000
豪ドル/円: 110.800 ~ 112.000
ドル/円の見通し:続伸すれば神経質な値動き
昨日のドル/円は終値ベースで約0.4%上昇した。日米当局による円買い介入後の戻り高値や200日移動平均線が位置する158円前後を上抜けるとストップロスを誘発してドル買い・円売りが加速。ホルムズ海峡の正常航行をめぐる懸念が高まったこともドル買い材料となり、158.56円前後まで上昇した。 ホルムズ海峡をめぐっては、イラン海軍が「敵の目標」を攻撃したと伝わっており、イラン情勢の再緊迫化への懸念が強まっている。本日は米7月雇用統計の発表も控えており、強い結果となった場合には米連邦準備制度理事会(FRB)の9月利上げへの期待が高まり、一段とドルが買われる公算が大きい。もっとも、ドル/円は直近の円買い介入が実施されたとされる水準を上抜けており、追加の円買い介入への警戒感も高まっていることから、159円台に向けて続伸すれば神経質な値動きとなりそうだ。
注目の経済指標・イベント
08/07 (金)
未定 (中) 7月貿易収支
15:00 (独) 6月鉱工業生産
18:00 (ユーロ圏) 6月小売売上高
21:30 ◎ (米) 7月非農業部門雇用者数
21:30 ◎ (米) 7月失業率
21:30 ◎ (米) 7月平均時給
23:00 (米) バーキン・リッチモンド連銀総裁講演
08/08 (土)
25:45 (米) ボウマンFRB副議長
08/09 (日)
10:30 (中) 7月生産者物価指数
10:30 〇 (中) 7月消費者物価指数
外為どっとコム総合研究所 情報企画部 為替アナリスト中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。
