前日欧州時間から本日アジア時間にかけてのドル円相場の動向と、FX個人投資家のポジション変化をまとめました。市場参加者の売買傾向を把握し、今後のFX取引の参考にご活用ください。
※本レポートは外為どっとコムの取引サービス「外貨ネクストネオ」のデータを基に作成しています。
作成日時:2026年8月6日 15:10
8月5日〜8月6日のドル円市況|ドル円は157円台で方向性を見定める展開
8月5日、ホルムズ海峡を巡る混乱が沈静化に向かうとの期待からドル売りが優勢となり、ドル円は157.308円まで下落した。また、米ISM非製造業景況指数が市場予想を下回ったことも、ドル円の重しとなった。しかし、大台割れを回避すると157.80円台まで戻す場面もみられた。
8月6日、日米協調介入の影響でドル高・円安の流れを抑える一方で、日本の財政規律の緩みに対する警戒心がドル高・円安を後押しする格好となり、ドル円は157.70円を中心に上下に10銭程度の値幅で振幅した。

FX取引金額と個人投資家ポジション動向|取引内容は売りが若干優勢に
取引金額は前日比・20営業日平均比の双方でマイナスとなり、日米協調介入後の混乱が徐々に落ち着き始めている。また、取引の全体比率は「買い60%:売り40%」となり、前日比でわずかに売りに傾いた。
| ■取引金額 上段:前日比 下段:過去20営業日平均比 |
■売建玉 上段:前日比 下段:比率 |
■買建玉 上段:前日比 下段:比率 |
|---|---|---|
| -24.1% | 2.0% | 0.3% |
| -8.1% | 40% | 60% |
※外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の取引量とポジションの円換算金額
市場シェア上位通貨ペア|ドル円に取引が集中
ドル円(USD/JPY)の市場シェアは79.5%(前日比2.2%増加)へ上昇し、一極集中が進んだ。その影響で、豪ドル円(AUD/JPY)のシェアが5.3%、メキシコペソ円(MXN/JPY)のシェアが4.4%に低下した。全体商いが細る中で「ドル円中心の取引」がより顕著になった。
| 順位 | 通貨ペア | 市場シェア | 前日比 |
|---|---|---|---|
| 1位 | USD/JPY | 79.5% | 2.2% |
| 2位 | AUD/JPY | 5.3% | -1.1% |
| 3位 | MXN/JPY | 4.4% | -0.9% |
| 4位 | TRY/JPY | 2.8% | -1.6% |
| 5位 | EUR/JPY | 1.8% | 0.6% |
| 6位 | GBP/JPY | 1.2% | -0.2% |
| 7位 | NZD/JPY | 1.2% | 0.5% |
| 8位 | ZAR/JPY | 1.1% | -0.2% |
| 9位 | EUR/USD | 0.9% | 0.2% |
| 10位 | AUD/USD | 0.6% | 0.2% |
※外貨ネクストネオ取り扱い42通貨ペアのうち、上位10通貨ペア
主要通貨ペアのポジション増減|NZドル円のショートが大幅に減少
通貨ペア別のポジション動向では、ドル円(USD/JPY)の売りポジション(ショート)が1.3%減少した一方、買いポジション(ロング)も1.0%減少した。また、失業率が予想以上に悪化したことを受けて下落したNZドルでは、事前にショートしていた投資家の買い戻しが入った。NZドル円(NZD/JPY)のショートは12.1%減少した。
| 通貨ペア | 売ポジション(Short) | 買ポジション(Long) |
|---|---|---|
| USD/JPY | -1.3% | -1.0% |
| EUR/JPY | 3.8% | -7.0% |
| EUR/USD | 5.0% | -1.0% |
| GBP/JPY | 3.0% | 0.6% |
| AUD/JPY | 0.7% | 3.4% |
| NZD/JPY | -12.1% | 17.2% |
| ZAR/JPY | 2.2% | -0.2% |
| TRY/JPY | -5.8% | 1.4% |
| CNH/JPY | 4.4% | 0.2% |
| MXN/JPY | -0.9% | 0.9% |
| SGD/JPY | 0.1% | -5.6% |
