
ドル円レポート:トランプ発言で「有事のドル買い」急伸も、原油安に伴うドル売りで相殺へ!
ニューヨーク市場:地政学リスクと米指標悪化で乱高下
ベッセント米財務長官の発言に加え、日米による協調介入への警戒感から円の買い戻しが先行。ドル円は157.303円まで下落。その後、トランプ米大統領がイランとの暫定合意を目指す一方で「不成立なら猛烈に攻撃する」と警告。地政学リスクの高まりから「有事のドル買い」が加速しドル円は、157.878円まで上昇。NY時間は、7月ADP全米雇用報告および7月ISM非製造業景況指数が予想を下回りドル売りが先行し、ドル円は157.308円まで下落するも、NY時間終盤にかけて157.81円台まで押し目買いが入る展開となった。
本日6日のアジア時間:ドル円157円台後半で揉み合い。有事のドル買いと原油安・リスクオンが交錯
米イラン合意への期待、および「イラン・オマーン間のホルムズ海峡航路案合意」の報道を受けた原油先物価格の下落の「ドル売り」と、リスクオンに伴う「円売り」の材料が混在しており、両者が拮抗する揉み合いの展開が予想される。ドル円は、157.70円レベルでの推移となっている。
黒川健(くろかわ・たける)
米国Capital Market Services LLCニューヨーク本社および上田ハーロー株式会社でカバーディーラー、プロップディーラーを約20年間務める。2021年9月(株)外為どっとコム総合研究所入社後は、テクニカル分析、ファンダメンタル情報を配信している。
